仏教の美術―平安～室町
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重要文化財 北野天神縁起絵巻（甲巻）（部分） 鎌倉時代・13世紀
本館 3室
2017年2月7日（火） ～ 2017年3月20日（月・祝）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。
彫刻は引き続き川端家寄贈となる十輪院伝来の毘沙門天立像を、絵画は涅槃会の時期に合わせて涅槃図など、書跡は、漉き返し紙、色紙、唐紙などに書写した作品、工芸は引き続き華籠などの僧具の作例を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 奈良・旧中川寺十輪院持仏堂所在 | 平安時代・応保2年(1162)頃 | 川端龍子氏寄贈 C-1869 | |
| おすすめ | 重美 | 仏涅槃図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | ||
| 釈迦三尊十六羅漢像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-262 | ||||
| 十二天像（毘沙門天） | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-128-5 | ||||
| 十二天像（梵天） | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-128-3 | ||||
| 重美 | 十六羅漢像（第十三尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 千葉・弘法寺蔵 | |||
| 重美 | 十六羅漢像（第十四尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 千葉・弘法寺蔵 | |||
| 重美 | 十六羅漢像（第十五尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 千葉・弘法寺蔵 | |||
| 重美 | 十六羅漢像（第十六尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 千葉・弘法寺蔵 | |||
| 弘法大師像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-11791 | ||||
| 高野四所明神像 | 1幅 | 室町時代・16世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 A-11697 | ||||
| 山王霊験記絵巻断簡 | 1幅 | 伝六角寂済筆 | 室町時代・15世紀 | A-33 | |||
| 北野天神縁起絵巻断簡 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-16 | ||||
| 国宝 | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 北野天神縁起絵巻（甲巻） | 1巻 | 鎌倉時代・13世紀 | A-227 | ||
| 重文 | 山王霊験記絵巻 | 1巻 | 鎌倉時代・弘安11年(1288) | 静岡・日枝神社蔵 | |||
| おすすめ | 仏説像法決疑経 | 1冊 | 平安時代・12世紀 | B-3081 | |||
| 暦応二年御斎会之記 | 1巻 | 室町時代・14世紀 | B-1906 | ||||
| 柿経 | 15枚 | 鎌倉時代・13世紀 | 清原英田氏寄贈 B-2460 | ||||
| 経石 | 47個 | 兵庫県宍粟市山崎町出土 | 室町時代・16世紀 | 保井安治郎氏寄贈 B-2147 | |||
| 妙法蓮華経文句 巻第四上 断簡（唐紙経切） | 1幅 | 平安時代・11世紀 | B-12-5 | ||||
| おすすめ | 大方広仏華厳経巻第九断簡（目無経） | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2834 | |||
| 色紙華厳経 | 1巻 | 平安時代・12世紀 | B-2482 | ||||
| おすすめ | 起世因本経巻第十（足利尊氏願経） | 1帖 | 実忍筆 | 南北朝時代・文和3年(1354) | B-2505-5 | ||
| おすすめ | 国宝 | 金銀鍍宝相華唐草透華籠 | 1面 | 平安時代・12世紀 | 滋賀・神照寺蔵 | ||
| 国宝 | 金銀鍍宝相華唐草透華籠 | 1面 | 南北朝時代・14世紀 | 滋賀・神照寺蔵 | |||
| 重文 | 金銅瓶鎮柄香炉 | 1柄 | 鎌倉時代・13世紀 | 大阪・金剛寺蔵 | |||
| 金銅柄香炉（灌頂用具のうち） | 1柄 | 室町時代・15世紀 | 静岡・尊永寺蔵 | ||||
| 金銅龍文説相箱 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-13088 | ||||
| 金銅獅子文説相箱 | 1合 | 室町時代・15世紀 | E-13813 |