後藤一乗 幕末の華やかな刀装と絵図
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紫檀地花鳥文蒔絵螺鈿太刀（部分） 金具＝後藤一乗（法眼銘） 蒔絵＝山本光利 江戸時代・慶応元年（1865）
本館 14室
2015年10月6日（火） ～ 2015年12月13日（日）幕末を代表する装剣金工の後藤一乗は、幕府の抱工として栄えた後藤家の京都の分家に生まれ、同家の格調高い表現を保ちつつ、家柄に捉われない自由な作風の作品を製作しました。当館には、朝廷から一乗へ製作が依頼された刀装が所蔵され、これらのなかには文様を狩野永岳、蒔絵を山本光利など、禁裏御用を勤めた工人と合作したものがあって貴重です。
本特集では、こうした刀装やその製作で用いられたと思われる絵図、一乗の刀装具やその弟子たちの作品を展示し、気品ある華やかな世界をご覧いただきます。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 沃懸地鳳凰蒔絵小脇指 | 1口 | 金具＝後藤一乗（法眼銘） | 江戸時代・19世紀 | F-4-2 | ||
| 田園牧牛図縁頭 | 1組 | 後藤一乗（光行銘） | 江戸時代・19世紀 | F-12652 | |||
| 草花に虫図大小鐔 | 1組 | 後藤一乗（法橋銘） | 江戸時代・安政4年(1857) | F-19971 | |||
| 二見浦図鐔 | 1枚 | 後藤一乗（法橋銘） | 江戸時代・19世紀 | F-15815-3 | |||
| 草花に虫図三所物 | 1組 | 後藤一乗（法橋銘） | 江戸時代・安政5年(1858) | F-19906 | |||
| 鶴図小柄 | 1本 | 後藤一乗（法橋銘） | 江戸時代・19世紀 | F-12644 | |||
| こぼれ松図縁頭 | 1組 | 後藤一乗（法橋銘） | 江戸時代・19世紀 | F-12627 | |||
| おすすめ | 重文 | 吉野龍田図大小揃金具 | 1組 | 後藤一乗（法眼銘） | 江戸時代・元治元年～慶応元年(1864～65) | 個人蔵 | |
| 旭日舞鶴図小柄 | 1本 | 後藤一乗（法眼銘） | 江戸時代・19世紀 | 川田龍吉氏寄贈 F-13649 | |||
| 四君子図大小鐔 | 1組 | 後藤一乗（伯応銘） | 江戸～明治時代・19世紀 | F-12710 | |||
| 御短剣之図 | 1枚 | 江戸時代・文久2年(1862) | 持田具宏氏寄贈 P-12651-2 | ||||
| 叢梨地花鳥山水蒔絵脇指 | 1口 | 金具＝後藤一乗（法橋銘） | 江戸時代・19世紀 | F-206 | |||
| 梨地桐竹鳳凰文蒔絵宝剣 | 1口 | 金具＝後藤一乗（法眼銘） | 江戸時代・元治元年(1864) | F-34-2 | |||
| 黒檀地花鳥蒔絵螺鈿脇指 | 1口 | 金具＝後藤一乗（法眼銘） 螺鈿＝中野一跡 | 江戸時代・19世紀 | F-251-2 | |||
| おすすめ | 孝明天皇御剣御絵形（秀光御剣 佩表） | 1枚 | 狩野永岳筆 | 江戸時代・19世紀 | QB-11666-4 | ||
| 孝明天皇御剣御絵形（秀光御剣 佩裏） | 1枚 | 狩野永岳筆 | 江戸時代・19世紀 | QB-11666-5 | |||
| 孝明天皇御剣御絵形（秀光御剣 鐔） | 1枚 | 狩野永岳筆 | 江戸時代・19世紀 | QB-11666-6 | |||
| おすすめ | 紫檀地花鳥文蒔絵螺鈿太刀 | 1口 | 下絵＝狩野永岳筆 金具＝後藤一乗（法眼銘） 蒔絵＝山本光利 | 江戸時代・慶応元年(1865) | F-211-4 | ||
| 銀包桜樹文合口 | 1口 | 金具＝後藤一乗（法眼銘） | 江戸時代・19世紀 | F-257-1 | |||
| 六龍図三所物 | 1組 | 船田一琴 | 江戸時代・弘化2年(1845) | 個人蔵 | |||
| 膳所図小柄 | 1本 | 和田一真 | 江戸時代・19世紀 | 川田龍吉氏寄贈 F-13653 | |||
| 粟穂図縁頭 | 1組 | 荒木東明 | 江戸時代・19世紀 | F-12655 | |||
| 楠公父子訣別図目貫 | 1組 | 今井永武 | 江戸時代・19世紀 | F-12728 | |||
| 瑞雲舞鶴図大小鐔 | 1組 | 橋本一至 | 江戸～明治時代・19世紀 | F-13273 | |||
| 梨地雲鶴文蒔絵太刀 | 1口 | 金具＝後藤光来 | 明治元年(1868) | F-336-1 |