一遍と歩く 一遍聖絵にみる聖地と信仰
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国宝 一遍聖絵 巻第七（部分） 法眼円伊筆 鎌倉時代・正安元年(1299)
本館 特別1室・特別2室
2015年11月3日（火・祝） ～ 2015年12月13日（日）国宝「一遍聖絵（一遍上人伝絵巻）」（A-10944）は、時宗の祖・一遍（1239～1289）の生涯をつづった伝記絵巻です。一遍は、念仏聖として、全国さまざまな社寺や先祖ゆかりの地を遊行し、踊り念仏や賦算（ふさん／念仏札配り）によって布教を行いました。十回忌にあたる正安元年（1299）に制作された本絵巻は、その様子を壮麗な聖地の風景とともに伝えています。
本特集では、当館所蔵の巻第7と江戸時代の模本を手がかりとして、熊野、善光寺、因幡堂、当麻寺、石清水八幡宮など代表的な聖地・信仰を所縁の絵画、彫刻、考古遺物とともに紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 一遍聖絵（模本） 巻第一 | 1巻 | 三村晴山模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-1 | |||
| おすすめ | 重文 | 遊行上人縁起絵 乙巻 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | 田中親美氏寄贈 A-11795-2 | ||
| おすすめ | 重文 | 二河白道図 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 京都・光明寺蔵 | ||
| 一遍聖絵（模本） 巻第三 | 1巻 | 糺晴岱模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-3 | |||
| おすすめ | 陶製外筒 | 1口 | 和歌山県田辺市本宮町備崎 熊野本宮経塚出土 | 平安時代・保安2年(1121) | J-37365 | ||
| 銅製経筒 | 1口 | 平安時代・12世紀 | J-37366 | ||||
| おすすめ | 重文 | 阿弥陀如来および両脇侍立像 | 3躯 | 鎌倉時代・建長6年(1254) | C-93 | ||
| 一遍聖絵（模本） 巻第二 | 1巻 | 中山養福模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-2 | |||
| 重美 | 聖徳太子像 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | 山形・慈光明院蔵 | |||
| 聖徳太子絵伝 | 4幅 | 南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | ||||
| 当麻曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-11813 | ||||
| 一遍聖絵（模本） 巻第八 | 1巻 | 糺晴岱模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-8 | |||
| 一遍聖絵（模本） 巻第五 | 1巻 | 中山養福・狩野養長・岩崎信盈模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-5 | |||
| 一遍聖絵（模本） 巻第四 | 1巻 | 狩野養長模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-4 | |||
| おすすめ | 重文 | 消息 | 1幅 | 他阿筆 | 南北朝時代・元弘3年(1333) | 長野・金台寺蔵 | |
| おすすめ | 重文 | 因幡堂薬師縁起絵 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | A-10592 | ||
| おすすめ | 国宝 | 一遍聖絵 巻第七 | 1巻 | 法眼円伊筆 | 鎌倉時代・正安元年(1299) | A-10944 | |
| 一遍聖絵（模本） 巻第九 | 1巻 | 狩野養長模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-9 | |||
| おすすめ | 重文 | 石清水八幡曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | ||
| 一遍聖絵（模本） 巻第六 | 1巻 | 三村晴山模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-6 | |||
| 一遍聖絵（模本） 巻第十 | 1巻 | 岩崎信盈模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-10 | |||
| 一遍聖絵（模本） 巻第十一 | 1巻 | 狩野養長・糺晴岱・林伊教模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-11 | |||
| 一遍聖絵（模本） 巻第十二 | 1巻 | 狩野養長模写 | 江戸時代・天保11年(1840) | A-1646-12 |