書画の展開―安土桃山～江戸
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四季花鳥図巻 下巻（部分） 酒井抱一筆 江戸時代・文化15年(1818)
本館 8室
2013年8月20日（火） ～ 2013年9月29日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙を祖とする円山派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、寛永の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を紹介します。
伝俵屋宗達の「扇面散図屏風」や酒井抱一の「四季花鳥図巻」とともに、関東南画とよばれる関東を中心に活動した文人画家の作品を中心とした文人画を展示します。書跡も主に江戸時代中後期の文人や大名の書を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重美 | 扇面散図屏風 | 2曲1隻 | 伝俵屋宗達筆 | 江戸時代・17世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 A-10591 | |
| 帰去来図 | 1幅 | 渡辺玄対筆 | 江戸時代・18～19世紀 | A-12309 | |||
| おすすめ | 秋涛奇観図 | 1幅 | 春木南湖筆 | 江戸時代・文政9年（1826） | 個人蔵 | ||
| 前後赤壁図 | 2幅 | 谷文晁筆 | 江戸時代・文化4年（1807） | 個人蔵 | |||
| 蘇武図 | 1幅 | 渡辺崋山筆 | 江戸時代・天保10年(1839) | 山本達郎氏寄贈 A-12332 | |||
| 窺泉仙羽図 | 1幅 | 春木南溟筆 | 江戸時代・文久元年（1861） | 個人蔵 | |||
| 山水図 | 1幅 | 高久靄崖筆 | 江戸時代・天保13年(1842) | A-1283 | |||
| 翠壁奔流図 | 1幅 | 金井烏洲筆 | 江戸時代・嘉永2年（1849） | 個人蔵 | |||
| 赤壁図 | 1幅 | 金井烏洲筆 | 江戸時代・嘉永2年（1849） | 個人蔵 | |||
| 山水図 | 1幅 | 金井烏洲筆 | 江戸時代・嘉永4年（1851） | 個人蔵 | |||
| 竹図 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1084 | |||
| おすすめ | 四季花鳥図巻 下巻 | 1巻 | 酒井抱一筆 | 江戸時代・文化15年(1818) | A-85-2 | ||
| 画家手簡帖 巻一 | 1巻 | 与謝蕪村他筆 | 江戸時代・18～19世紀 | B-1374-14 | |||
| 画家手簡帖 巻二 | 1巻 | 谷文二他筆 | 江戸時代・18～19世紀 | B-1374-15 | |||
| 詩文貼交屏風 | 6曲1双 | 西依成斎・西依墨山筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 唐詩五言絶句 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 B-2998 | ||
| 唐詩五言二句 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3406 | |||
| 書状 | 1幅 | 谷文晁筆 | 江戸時代・18～19世紀 | B-1374-3 | |||
| 五言絶句 「倚石疎花云々」 | 1幅 | 渡辺崋山筆 | 江戸時代・19世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3414 | |||
| 書状 | 1幅 | 春木南溟筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1374-7 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 田能村竹田筆 | 江戸時代・天保6年(1835) | B-2854 | |||
| 書状 | 1幅 | 堀田正敦筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 松平直亮氏寄贈 B-1259 | |||
| 一行書 | 1幅 | 松平不昧筆 | 江戸時代・19世紀 | 松平直亮氏寄贈 B-1261 | |||
| 一行書 | 1幅 | 松平定信筆 | 江戸時代・18～19世紀 | B-3191 |