書画の展開―安土桃山～江戸
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国宝 鷹見泉石像(部分) 渡辺崋山筆 江戸時代・天保8年(1837)
本館 8室
2012年6月12日（火） ～ 2012年7月22日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙を祖とする円山派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、寛永の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
主に中国故事人物図や肖像画をとりあげ、近世の人物表現の諸相をご覧いただきます。書跡は初夏の雰囲気を題材とした作品や江戸時代後期の文人の書を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 尚書 説命篇・高宗肜日篇 | 1巻 | 小島宗真筆 | 江戸時代・寛永17年(1640) | B-1382 | |||
| 茄子糸瓜自画賛 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| 詠草 | 1幅 | 大田垣蓮月筆 | 江戸～明治時代・19世紀 | 森田竹華氏寄贈 B-2994 | |||
| 二行書 | 1幅 | 仙厓義梵筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| 栗山上苑西風詩 | 1幅 | 頼杏坪筆 | 江戸時代・文化5年(1808) | 弘埜ひで氏寄贈 B-2916 | |||
| 書状 | 1幅 | 本居宣長筆 | 江戸時代・寛政12年(1800) | B-1804 | |||
| 詠草 | 1幅 | 賀茂真淵筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1808 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 柴野栗山筆 | 江戸時代・天明8年(1788) | 個人蔵 | |||
| 二家詩篇 | 2幅 | 頼山陽・篠崎小竹筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1390 | |||
| おすすめ | 飲中八仙歌屏風 | 6曲1双 | 亀田鵬斎筆 | 江戸時代・文政4年(1821) | 個人蔵 | ||
| 詩画巻 | 1巻 | 大江資衡他筆 | 江戸時代・明和6年（1769） | 伊藤平藏氏寄贈 B-1331 | |||
| 二家法書 | 2巻 | 信海・孝雄筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1385 | |||
| おすすめ | 重文 | 伝名和長年像 | 1幅 | 長谷川等伯筆 | 安土桃山時代・16世紀 | A-10472 | |
| 耶馬溪図巻 | 1巻 | 杜秋艇筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1320 | |||
| 青山白雲図巻 | 1巻 | 田能村竹田筆 | 江戸時代・文政10年(1827) | A-11661 | |||
| 楊柳観音図 | 1幅 | 白隠筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11856 | |||
| 寿星・此君・隠逸図 | 3幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11848 | |||
| 飲中八仙図 | 1幅 | 長沢芦雪筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 国宝 | 鷹見泉石像 | 1幅 | 渡辺崋山筆 | 江戸時代・天保8年(1837) | A-9972 | |
| 玉子太陽子図 | 1幅 | 松村呉春筆 | 江戸時代・18世紀 | A-10173 | |||
| 牡丹花肖柏像 | 1幅 | 尾形光琳筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 独照性円像 | 1幅 | 土佐光起筆 | 江戸時代・延宝7年(1679) | A-1098 | |||
| 重美 | 羅浮仙図 | 1幅 | 岩佐又兵衛筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | ||
| 琴棋書画図屏風 | 6曲1双 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・17世紀 | A-1272 |