仏教の美術―平安～室町
-
重要文化財 伝源頼朝坐像 鎌倉時代・13～14世紀
本館 3室
2011年11月1日（火） ～ 2011年12月11日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。平安時代には、日本的な仏教美術が形成され洗練されました。その内容の多様性も日本仏教美術の特徴です。鎌倉時代に入ると、新仏教の興隆や禅宗の導入、また中国美術の影響などにともない多様な展開を示していきます。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて紹介します。今回は、前回につづく肖像彫刻、国宝・重文の名品を中心とする仏画の種々相、聖徳太子や法隆寺にかかる書、前回に引き続き仏具、荘厳具の優品を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 伝源頼朝坐像 | 1躯 | 鎌倉時代・13～14世紀 | C-1526 | ||
| おすすめ | 国宝 | 金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図 第一幀 | 1幀 | 平安時代・12世紀 | 岩手・大長壽院蔵 | ||
| 国宝 | 金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図 第四幀 | 1幀 | 平安時代・12世紀 | 岩手・大長壽院蔵 | |||
| 重文 | 仏眼曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 東京・品川寺蔵 | |||
| 重文 | 不動明王八大童子像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 滋賀・園城寺蔵 | |||
| 当麻曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-11813 | ||||
| 維摩像 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-22 | ||||
| 聖徳太子絵伝 | 4幅 | 南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | ||||
| 日吉山王本地仏曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-1227 | ||||
| 国宝 | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | ||
| 図像抄 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | 個人蔵 | ||||
| 重文 | 入解脱門義 | 1帖 | 明恵筆 | 鎌倉時代・承久2年(1220) | 京都・高山寺蔵 | ||
| 重文 | 倶舎論中不染無知断位料簡 | 1巻 | 明恵筆 | 鎌倉時代・建久2年(1191) | 京都・高山寺蔵 | ||
| 重文 | 華厳伝音義 | 1帖 | 鎌倉時代・13世紀 | 京都・高山寺蔵 | |||
| おすすめ | 重文 | 四天王寺縁起残巻 | 1巻 | 惟宗季重筆 | 平安時代・承安3年(1173) | 京都・三千院蔵 | |
| 申日児本経 | 1巻 | 勝賢筆 | 平安時代・永久3年(1115) | B-1641 | |||
| おすすめ | 重文 | 夢記 | 1幅 | 明恵筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 京都・高山寺蔵 | |
| 書状 | 1幅 | 明恵筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 個人蔵 | |||
| 重文 | 金銅瓶鎮柄香炉 | 1柄 | 平安時代・12世紀 | 大阪・金剛寺蔵 | |||
| 重文 | 金銅蓮華唐草文金剛盤 | 1面 | 平安時代・12世紀 | E-19830 | |||
| おすすめ | 重文 | 金銅八仏種子五鈷鈴 | 1口 | 平安時代・12世紀 | E-19828 | ||
| 重文 | 金銅華鬘 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 奈良国立博物館蔵 | 6面のうち | ||
| 銅錫杖頭 | 1頭 | 鎌倉時代・13世紀 | E-20004 | ||||
| 銅志貴形水瓶 | 1口 | 室町時代・15世紀 | E-18918 |