仏教の美術 ―平安～室町
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本館 3室
2009年9月8日（火） ～ 2009年10月18日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本美術史上の古典期とも称しうる平安後期を代表する名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて展示します。／担当研究員：高橋裕次(日本書跡・歴史資料) 小林達朗（日本絵画) 岩佐光晴(日本彫刻) 加島勝(東洋工芸) 丸山士郎(日本彫刻)
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 永仙作 | 鎌倉時代・正嘉3年(1259) | 安田善次郎氏寄贈 C-508 | |||
| おすすめ | 不動明王像 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | 愛知・甚目寺蔵 | |||
| 八字文殊曼荼羅 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 個人蔵 | ||||
| 十六羅漢像（第三尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・霊雲寺蔵 | ||||
| 十六羅漢像（第四尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・霊雲寺蔵 | ||||
| 十六羅漢像（第五尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・霊雲寺蔵 | ||||
| 十六羅漢像（第六尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・霊雲寺蔵 | ||||
| 十王像（都市王） | 1幅 | 伝土佐光信筆 | 室町時代・15世紀 | 京都・浄福寺蔵 | |||
| 十王像（五道転輪王） | 1幅 | 伝土佐光信筆 | 室町時代・15世紀 | 京都・浄福寺蔵 | |||
| 図像集断簡（龍樹菩薩） | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 A-10581 | ||||
| おすすめ | 文覚上人像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 京都・神護寺蔵 | |||
| 春日本地仏曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-106 | ||||
| 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡吉野町金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | |||
| 十巻抄 | 1巻 | 鎌倉時代・13世紀 | A-765 | ||||
| おすすめ | 内証仏法相承血脈譜 | 1巻 | 平安時代・12世紀 | B-1037 | |||
| 賢者五福徳経（神護寺経） | 1巻 | 平安時代・12世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 B-2437 | ||||
| 紺紙金字無量義経（平基親願経） | 1巻 | 平安時代・12世紀 | B-3098 | ||||
| 書状案断簡 | 1幅 | 文覚筆 | 鎌倉時代・12～13世紀 | B-3198 | |||
| 願文 | 1巻 | 慈円筆 | 鎌倉時代・貞応3年 (1224) | B-1401 | |||
| 銅錫杖頭 | 1頭 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15261 | ||||
| 金銅尾長鳥文華鬘 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15536 | ||||
| おすすめ | 金銅蓮華文華鬘 | 1面 | 室町時代・15世紀 | 滋賀・神照寺蔵 | |||
| 銅鰐口 | 1口 | 南北朝時代・応安7年(1374) | E-14554 | ||||
| 金銅仏餉鉢 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19935 | ||||
| 金銅孔雀文磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 E-19941 | ||||
| 金銅蓮華形磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15271 |