自在置物―本物のように自由に動かせる昆虫や蛇―
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本館 14室
2008年11月18日（火） ～ 2009年2月1日（日）鉄あるいは銅、銀などで動物、鳥、甲殻類、昆虫を作り、しかもそれが本来的に持っている体、手足などを動かすことのできる機能までを追求した置物を自在置物と称しています。自在置物が制作されたのは江戸時代中期ころからと思われ、現存作では正徳3年(1713)銘の龍がもっとも古いものです。江戸時代中期から末期には写実が絵画だけでなく工芸でも流行しますが、自在置物は写実から可動にまで進んだ特殊な金工品として注目されます。また、明治から昭和にかけては輸出を目的とした色金を多様した昆虫も多く作られました。今回はその多様な自在置物を展示します。／担当研究員：原田一敏（東洋工芸）
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 12種昆虫 | 12個 | 高瀬好山作 | 昭和時代・20世紀 | 東京・三井文庫記念美術館蔵 | ||
| おすすめ | 龍 | 1基 | 明珍宗察作 | 江戸時代・正徳3年(1713) | E-20016 | ||
| おすすめ | 蝶 | 1個 | 明珍宗安作 | 江戸時代・宝暦3年(1753) | 東京・大倉集古館蔵 | ||
| 鯱 | 1個 | 明珍式部作 | 江戸時代・18世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| 龍 | 1個 | 江戸時代・18世紀 | 福井・福井市立郷土歴史博物館蔵 | ||||
| 龍 | 1個 | 江戸時代・18世紀 | 福井・福井市立郷土歴史博物館蔵 | ||||
| 龍 | 1個 | 江戸時代・18～19世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | ||||
| 龍 | 1個 | 里見重義作 | 明治40年(1907) | E-13097 | |||
| 蛇 | 1個 | 明珍作 | 江戸時代・18～19世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| おすすめ | 蛇 | 1個 | 宗義作 | 昭和時代・20世紀 | E-20003 | ||
| 鯉 | 1個 | 明珍吉久作 | 江戸時代・18～19世紀 | 個人蔵 | |||
| 鯉 | 1個 | 明珍吉久作 | 江戸時代・18～19世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 伊勢海老 | 1個 | 明珍宗清作 | 江戸時代・18～19世紀 | 個人蔵 | |||
| 伊勢海老 | 2個 | 江戸時代・18世紀 | 福井・福井市立郷土歴史博物館蔵 | ||||
| 伊勢海老 | 1個 | 高瀬好山作 | 大正～昭和時代・20世紀 | 個人蔵 | |||
| 手長海老 | 1個 | 明珍作 | 江戸時代・18～19世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| 手長海老 | 1個 | 江戸時代・18～19世紀 | 東京・東京芸術大学蔵 | ||||
| 蟹 | 1個 | 江戸時代・18～19世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | ||||
| 蟹 | 1個 | 江戸時代・18～19世紀 | 東京・東京芸術大学蔵 | ||||
| おすすめ | 鷹 | 1基 | 明珍清春作 | 江戸時代・18～19世紀 | E-20000 | ||
| 鷹 | 1個 | 板尾新次郎作 | 明治時代・20世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| 蝶 | 1個 | 宗義作 | 大正～昭和時代・20世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| 蝶 | 1個 | 宗好作 | 大正～昭和時代・20世紀 | 個人蔵 | |||
| カマキリ | 1個 | 江戸時代・19世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | ||||
| 蜂 | 1個 | 宗好作 | 大正～昭和時代・20世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| 蜂 | 1個 | 宗好作 | 大正～昭和時代・20世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| クワガタ | 1個 | 昭和時代・20世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | ||||
| 蝉 | 1個 | 宗好作 | 大正～昭和時代・20世紀 | 京都・清水三年坂美術館蔵 | |||
| ムカデ | 1個 | 明治～昭和時代・20世紀 | 個人蔵 | ||||
| 伊勢海老 | 1個 | 冨木宗行作 | 平成16年(2004) | ||||
| 伊勢海老部品 | 一括 | 冨木宗行作 | 平成17年(2005) |