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牡丹鎗金長方形箱(ぼたんそうきんちょうほうけいはこ) 

 『牡丹鎗金長方形箱(ぼたんそうきんちょうほうけいはこ)』の画像 
1口
木製漆塗
縦25.7 横34.7 高22.1
元時代
14世紀
TH317
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総合文化展での展示予定は未定です
 
蓋の甲から塵居にかけていくぶん強くカーブをもたせたいわゆる手箱形の箱で,蓋・四側面ともに地を青漆(緑)塗りとし,稜花形の窓枠をもうけ,内に寿石と牡丹,外に点入り斜格子文と雲文をあらわしている。このように地を緑漆にして鎗金の手法で文様をあらわす手法は中国では元時代のころに流行し,あいついで優品を生み出した。そうした一連の作品のなかでも,これはとくに,器形の美しさで評価の高いものである。