【東洋館用】虎斑箋(こはんせん)に、七言古詩を行書で揮毫した四屏です。逆入平出の筆法を我がものとし、雄偉きわまりない、円熟した老練の境地を示すこの作は、趙之謙(ちょうしけん)が晩年に到達した「北魏書(ほくぎしょ)」を代表する、記念碑的な作例と言えます。歿する前年、趙之謙55歳の作です。(140729_t08)
【本館用】虎斑箋(こはんせん)に、七言古詩を行書で揮毫した四屏である。逆入平出の筆法を我がものとし、雄偉きわまりない、円熟した老練の境地を示すこの作は、趙之謙が晩年に到達した「北魏書(ほくぎしょ)」を代表する、記念碑的な作例と言える。歿する前年、趙之謙55歳の作。