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本図は単なる写実を越え、動物に人格を投影させて表した名品です。日本猿といわれ、金泥を用いた毛描きは極めて繊細で自然です。南宋の宮廷画家毛松(もうしょう)の作とする伝承は、狩野探幽(かのうたんゆう)(1602~74)にはじまるもの。武田信玄(1521~73)より曼殊院(まんしゅいん)覚恕法親王(かくじょほっしんのう)に寄進されました。
城南雅集図巻
東洋館 8室
2025年1月2日(木)~2025年2月2日(日)