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男山蒔絵硯箱(おとこやままきえすずりばこ) 

 『男山蒔絵硯箱(おとこやままきえすずりばこ)』の画像 
1合
木製漆塗
縦22.7 横21.4 高5.0
室町時代
15世紀
重文
H34
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総合文化展での展示予定は未定です
 
『続後撰和歌集』の源雅実の歌「なほ照らせ代々に変はらず男山仰ぐ峯より出づる月影」を主題とした硯箱。画中には「なを・代々・男」などの文字が巧みに隠されて,これが葦手の手法によるものであることがわかる。室町期には古典文学を主題とした硯箱が数多く作られているが,古雅な趣のある画面と複雑な蒔絵技巧は,この作品の際だった特色といえよう。