獅子に乗った文殊菩薩に4人の侍者が従う,いわゆる渡海文殊の作例です。獅子の頸部矧ぎ目の銘文と体内に納入されていた文書から,文永10年康円の作と知られ,のちに興福寺勧学院本尊となったことがわかります。入念の作で,細部まで彫技が冴えわたり,彩色もみごとです。
- 文化財指定
- 重要文化財
- 員数
- 5躯
- 作者
- 康円(1207-?)作
- 時代・世紀
- 鎌倉時代
- 制作地
- 出土地
- 品質形状
- 各木造,金泥塗り・彩色・切金,玉眼
- 法量
- 像高(文殊)48.9(于てん王)70.5(善財童子)46.2(大聖老人)70.0(仏陀波利三蔵)66.6
- 銘文等
- 寄贈者
- 機関管理番号
- C1854
- 分類
- 種別