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『古今和歌集』の仮名序から巻第20までを完存するなかで現存最古の遺品。和製(わせい)の唐紙を使用した豪華な綴葉装(てつようそう)の冊子本で、もとの体裁をほぼ伝えている。筆者は、「巻子本古今和歌集」など、一群の名筆を残しており、藤原行成の曾孫定実とする説が有力である。(20081104_h21)