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菱川師宣(?~1694)亡き後、宝永から正徳年間(1704~1711)頃の江戸で人気を博した懐月堂安度は、工房制作によって多くの肉筆浮世絵を描いた。大胆に身を捩り、禿に耳打ちする遊女は、雪持笹模様の瀟洒な衣装をまとっている。禿は稲妻に蔦模様の振袖姿である。(2006/9/12、h22)