4帖
紙本着色
円山応挙筆(まるやまおうきょひつ)
縦26.5 横19.4
江戸時代
寛政5年(1793)
A168
総合文化展での展示予定は未定です
応挙(1733-95)は,写生を生かした装飾的画風で京都を中心に人気を博し,円山四条派の祖となった。当時,博物学的関心の高まりとともに写生図が流行し,応挙も三十代に非常に多くの写生図を制作している。当時の4帖は諸処に書き込まれた干支から,1770年代に描かれたものが多いようである。すべてが実物からの写生というわけではないが,応挙の写生重視の態度とそのすぐれた技量の一端が窺える。