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准胝観音は、真言密教の醍醐寺を中心とする小野流で六観音の一つとして信仰された。六本腕で四天王を配する図様は珍しい。准胝観音の柔らかな色彩や精緻な截金文様などの平安時代的要素と四天王像の力強い描写にみる鎌倉時代的要素が共存している。