雨夜の宮詣（見立蟻通図） （あまよ みやもうで みたてありとおしず）
「見立」とは、当世風俗を古典の世界に擬(なぞら)え、絵解きを楽しむもの。雨夜に提灯を手に宮詣に向かうのは、笠森稲荷(かさもりいなり)の水茶屋の娘お仙(せん)。風雨の中の宮詣という題材は、歌人紀貫之(きのつらゆき)が蟻通明神の前で風雨に遭い和歌の力で難を逃れる謡曲『蟻通』に見立てられる。
- 文化財指定
- 重要美術品
- 員数
- 1枚
- 作者
- 鈴木春信筆（すずきはるのぶひつ）
- 時代・世紀
- 江戸時代・18世紀
- 制作地
- 出土地
- 品質形状
- 中判 錦絵
- 法量
- 27.6×20.5cm
- 銘文等
- 寄贈者
- 機関管理番号
- A-10569-100
- 分類
- 絵画
- 種別
- 絵画 > 日本 > 浮世絵
