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教育普及スペース みどりのライオン 制作模型工程展示「押出仏ができるまで」

  • 『重要文化財 阿弥陀三尊および僧形像 飛鳥時代・7世紀』の画像

    重要文化財 阿弥陀三尊および僧形像 飛鳥時代・7世紀

    本館 20室
    2010年10月5日(火) ~ 2010年12月26日(日)

      法隆寺宝物館にある押出仏「阿弥陀三尊および僧形像」のできるまでを紹介する制作工程模型を展示します。これは、東京芸術大学文化財保存学専攻保存修復工 芸研究室の大学院生が制作しました。押出仏とは、型にのせた銅板をたたいて形を写し出したものなので、じつはとても薄いのです。裏側は、どうなっているの でしょうか? 作られた当初の押出仏は、どのような輝きをはなっていたのでしょうか? 原寸大模型を見ながら、法隆寺宝物館にある押出仏が作られた時のことを想像してみてください。



押出仏ができるまで

押出仏制作過程1 押出仏制作過程2 押出仏制作過程3 押出仏制作過程4
ブロンズの鋳造原型。これに銅板をのせ、槌(つち)で叩いておおよその形を写します。   銅板に鏨(たがね)をあてて金槌で叩き、細かい部分を打ち出します。   打ち出しの途中段階。このあと周囲を切り落とします。   鍍金(ときん)が終わりました。彩色をすれば完成です。
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法隆寺宝物館 第2室 「金銅仏 光背 押出仏」