本館 特別1室
2009年6月24日(水) ~ 2009年7月20日(月・祝)
この特集陳列では「戦う武士」をテーマに、肖像画、武士の使用した道具、武士が書いた手紙や古文書を紹介します。
武士は平安時代中ごろに貴族等の警護を勤めた集団として活躍しました。古来、「もののふ」「兵(つわもの)」「侍(さむらい)」「戦人(いくさびと)」 などと呼ばれた武士の本来の役割は戦いにありましたが鎌倉時代以降、武士は政治も担うようになり、支配者としての役割が加わりました。そして、武士を頂点 とする身分制度が定められると、武士による支配が浸透していきました。同時に「武家故実」に代表される武士独特の文化や儀礼等が形づくられ、江戸時代には 武家社会が完成しました。戦いのプロであった武士が、時代の移りかわりにより次第に支配者、為政者へと変化していったのです。
この展示ではまず、武士の役割が変化していく過程を紹介します。また、合戦の前後に書き残された古文書から戦いの実際の様子を、武士の肖像画(模本)、甲冑や軍配から、戦いに望む姿を明らかにし、戦う武士の実像に迫ります。
武士は平安時代中ごろに貴族等の警護を勤めた集団として活躍しました。古来、「もののふ」「兵(つわもの)」「侍(さむらい)」「戦人(いくさびと)」 などと呼ばれた武士の本来の役割は戦いにありましたが鎌倉時代以降、武士は政治も担うようになり、支配者としての役割が加わりました。そして、武士を頂点 とする身分制度が定められると、武士による支配が浸透していきました。同時に「武家故実」に代表される武士独特の文化や儀礼等が形づくられ、江戸時代には 武家社会が完成しました。戦いのプロであった武士が、時代の移りかわりにより次第に支配者、為政者へと変化していったのです。
この展示ではまず、武士の役割が変化していく過程を紹介します。また、合戦の前後に書き残された古文書から戦いの実際の様子を、武士の肖像画(模本)、甲冑や軍配から、戦いに望む姿を明らかにし、戦う武士の実像に迫ります。