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おひなさまと日本の人形

おひなさまと日本の人形 / 本館 14室   2019年2月5日(火) ~ 2019年3月17日(日)

  
牙首雛 江戸時代・嘉永3年(1850)頃 三谷てい氏寄贈

3月3日は桃の節句。華やかで楽しいおひなさまの季節です。その歴史は、罪や穢(けが)れを託して水に流した古代のヒトガタや、平安貴族の子どもたちが行った「ひいな遊び」に遡ります。

祈りを託し、時に一緒に遊ぶという人形のあり方は江戸時代に引き継がれ、女の子のためにおひなさまを飾る風習が全国的に定着しました。

今年は江戸を代表する豪商の三谷家に伝来した牙首雛(げくびひな)とその御殿を中心に、江戸時代に製作された多様な雛人形と雛道具の数々を展示します。

また日本の人形文化を代表する例として、御所人形の名品も展示しました。御所人形とは、主に宮中で好まれた幼児の姿の人形です。桐の木や桐塑(とうそ、練りもの)で作った人形に厚く胡粉を塗り重ねて磨きだした肌はつややかで、まるまると健康的で愛らしい幼児の姿に神性を認める点は日本ならではの造形です。

日本では諸外国に例がないほど多彩な人形文化が発達し、芸術的にも完成度の高い人形が広く親しまれてきました。これら人形の名品を通じ、繊細で美しく、そして可愛らしいものを尊ぶ日本の美意識を感じていただければ幸いです。

 

担当研究員の一言

いよいよ「おひな様巡り」の季節。トーハクのおひな様にも会いに来てください。/三田覚之

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
牙首雛 江戸時代・嘉永3年(1850)頃 三谷てい氏寄贈
紫宸殿(雛用御殿) 江戸時代・嘉永3年(1850)頃 三谷てい氏寄贈
立雛(次郎左衛門頭) 江戸時代・18~19世紀
御所人形 江戸時代・19世紀

 

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