色絵金彩婦人図皿
ドイツ・バイエルン 19世紀
ウィーン万国博覧会事務局引継
本館 14室
2023年3月21日(火・祝) ~ 2023年5月14日(日)
1873年、日本にとっては初めての公式参加となるウィーン万国博覧会が開催されました。明治政府は前年に全国に呼び掛け、日本各地から特産物や工芸品が集められました。また、現地ウィーンでは、日本の産業に資することを目的とし、ヨーロッパ各国の産業見本や工芸品・資料が収集され、日本へ輸送する計画が進められました。ところが、これらの物品を載せたフランスの郵船ニール号は伊豆沖で大嵐にあって座礁し、1874年3月20日に海中へ没することとなります。明治政府は翌年と翌々年に引き揚げ事業を実施して海中の品々を回収し、その中には今に至るまで当館に引き継がれている作品もあります。本特集は、ウィーン万国博覧会開催150年の節目として開催するもので、今に伝わるニール号引揚品の一部や博覧会開催のために全国から集められた工芸品、またこのニール号の事故を受けてあらためて海外から寄贈された作品などを通して、初期の博物館の海外交流の様子を紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 色絵金彩婦人図皿 | 1枚 | ドイツ・バイエルン | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1264 | ||
シュヴァルツ=ゼンボーン総督像団扇 | 1本 | オーストリア | 19世紀 | 田中芳男 寄贈 TK-3559 | |||
おすすめ | 鼈甲製鳥籠 | 1基 | 長崎 | 江戸時代・19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 H-755 | ||
おすすめ | 鼈甲製鳥籠 | 1基 | 長崎 | 江戸時代・19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 H-756 | ||
若松萩蒔絵書棚 | 1基 | 江戸時代・18世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 H-107 | ||||
おすすめ | 銹絵葡萄図角皿 | 1枚 | 乾山 | 江戸時代・18世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-33 | ||
三彩唐草浮文把手付水注 | 1口 | イギリス | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1457 | |||
緑地金彩蝶文双耳小瓶 | 1口 | イギリス | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1454 | |||
色絵金彩人物像皿(男・女) | 1対 | イギリス | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1446 | |||
色絵金彩婦人獅子図木瓜形盆 | 1枚 | イギリス | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1458 | |||
おすすめ | 色絵花虫図陶板(タイル) | 1式(5枚) | イギリス ミントン社 | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 J-39487 | ||
おすすめ | 色絵蘆鷺図陶板(タイル) | 1式(4枚) | イギリス ミントン社 | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 J-39488 | ||
色絵唐草文陶板(タイル) | 15枚のうち7枚 | イギリス ミントン社 | 1871年 | J-23913-3 | |||
藍地白彩人物樹木図把手付水注 | 1口 | イギリス ウェッジウッド社 | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1263 | |||
藍地白彩天使図合子 | 1合 | イギリス ウェッジウッド社 | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1265 | |||
藍地白彩草花文巻煙草差 | 1口 | イギリス ウェッジウッド社 | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1266 | |||
白地緑彩白彩人物文小瓶 | 1口 | イギリス ウエッジウッド社 | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1453 | |||
色絵金彩双耳脚付容器 | 1口 | イギリス コールポート社 | 19世紀 | ウィーン万国博覧会事務局引継 G-1445 | |||
多彩釉花唐草貼付文飾壺 | 1口 | イギリス ミントン社 | 1873年 | キャンベル・コリン・ミントン氏寄贈 G-1440 | |||
黒地白彩草花文双耳瓶 | 1口 | イギリス ウェッジウッド社 | 19世紀 | ロンドウス社寄贈 G-1274 | |||
淡青地白彩花文双耳瓶 | 1口 | イギリス ウェッジウッド社 | 19世紀 | ロンドウス社寄贈 G-1276 | |||
色絵金彩透彫文杯 | 1口 | イギリス ロイヤル・ウースター社 | 19世紀 | ロンドウス社寄贈 G-1271 |