書画の展開―安土桃山～江戸
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七言絶句（部分） 市河寛斎筆 江戸時代・18～19世紀 石堀文子氏寄贈
本館 8室
2021年11月16日（火） ～ 2021年12月25日（土）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は海外からの影響を受けて制作された、文人画家たち（池大雅、渡辺崋山等）による作品を展示し、書跡は「忠臣蔵」にちなみ赤穂浪士の書状などを紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 青緑山水図 | 1幅 | 広瀬台山筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1350 | |||
| 帰去来図 | 1幅 | 渡辺玄対筆 | 江戸時代・18～19世紀 | A-12309 | |||
| 山水図 | 1幅 | 野呂介石筆 | 江戸時代・寛政5年(1793) | 表野篤氏寄贈 A-12470 | |||
| 十友双雀図 | 1幅 | 渡辺崋山筆 | 江戸時代・文政9年(1826) | 個人蔵 | |||
| 八松双鷹図 | 1幅 | 山本梅逸筆 | 江戸時代・嘉永5年(1852) | A-12183 | |||
| 蓮鷺図 | 1幅 | 高橋草坪筆 | 江戸時代・天保2年(1831) | A-11143 | |||
| 秋涛奇観図 | 1幅 | 春木南湖筆 | 江戸時代・文政9年(1826) | 個人蔵 | |||
| 翠壁奔流図 | 1幅 | 金井烏洲筆 | 江戸時代・嘉永2年(1849) | 個人蔵 | |||
| 穿花渡柳図 | 1幅 | 浦上玉堂筆 | 江戸時代・19世紀 | A-11892 | |||
| 花鳥図屏風 | 6曲1隻 | 浦上春琴筆 | 江戸時代・文政6年(1823) | A-11723-2 | |||
| 酔李白図 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11847 | |||
| 戸山荘図巻稿本 2巻のうち 巻上 | 1巻 | 谷文晁筆 | 江戸時代・寛政10年(1798) | A-12126-1 | |||
| 耶馬渓図巻 | 1巻 | 杜秋艇筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1320 | |||
| おすすめ | 赤穂義士書簡集 | 1巻 | 千馬三郎兵衛光忠他筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 個人蔵 | ||
| 書状巻 | 1巻 | 大高源五他筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 高橋寧氏寄贈 B-3210 | |||
| 文語屏風 | 6曲1双 | 細井広沢筆 | 江戸時代・享保12年(1727) | B-2557 | |||
| おすすめ | 七言絶句 | 1幅 | 市河寛斎筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 石堀文子氏寄贈 B-3188 | ||
| 七言絶句 | 1幅 | 柴野栗山筆 | 江戸時代・天明8年(1788) | 個人蔵 | |||
| 書状「御飛札云々」 | 1幅 | 松尾芭蕉筆 | 江戸時代・17世紀 | 橋本貫志氏寄贈 B-3185 | |||
| 書状「雁来云々」 | 1幅 | 宝井其角筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3400 | |||
| 和歌 | 1幅 | 小沢蘆庵筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1321 | |||
| 自画賛 | 1幅 | 大高源五筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 個人蔵 | |||
| 文語 | 1幅 | 荻生徂徠筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 太宰春台筆 | 江戸時代・18世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2843 | |||
| 竹自画賛 | 1幅 | 佐藤一斎筆 | 江戸時代・天保5年(1834) | 河田燕氏寄贈 B-3140 |