重要美術品 為家本三十六歌仙絵巻断簡(藤原敦忠) 久松定謨旧蔵 鎌倉時代・13世紀
本館 3室
2013年2月13日(水) ~ 2013年3月24日(日)
平安時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品や、宮廷貴族の調度品として用いられ鑑賞された工芸品は、後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。今回は「和歌と美術」をテーマに、歌人の肖像を描いた歌仙絵や、和歌の秘伝を伝える古今伝授にかかわる書跡などを展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
後鳥羽院本三十六歌仙絵巻断簡(藤原元真) | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 A-10587 | ||||
時代不同歌合絵巻断簡(源重家) | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-12 | ||||
おすすめ | 重美 | 為家本三十六歌仙絵巻断簡(藤原敦忠) | 1幅 | 久松定謨旧蔵 | 鎌倉時代・13世紀 | A-12367 | |
古今和歌集切 | 1幅 | 伝藤原為家筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2817 | |||
為氏本三十六歌仙絵巻断簡(柿本人麻呂) | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-12288 | ||||
歌合切 | 1幅 | 伝藤原為氏筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-1389 | |||
短冊手鑑 | 1帖 | 鎌倉~江戸時代・14~18世紀 | B-3058 | ||||
おすすめ | 古今伝授書 | 1幅 | 東常縁筆 | 室町時代・文明4年(1472) | B-2495 | ||
古今伝授書 | 1幅 | 飯尾宗祇筆 | 室町時代・15世紀 | B-2494 | |||
松竹漆絵瓶子 | 1口 | 室町時代・15世紀 | H-4437 |