宮廷の美術―平安～室町
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重要文化財 清水寺縁起絵巻 巻上(部分) 絵＝土佐光信筆、詞書＝近衛尚通ほか 室町時代・永正14年(1517)
本館 3室
2012年6月5日（火） ～ 2012年7月16日（月・祝）平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものでした。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品は、宮廷貴族の調度品として用いられ、鑑賞された工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。絵画は室町時代の宮廷絵所預・土佐光信晩年の筆とされ、その子で後に絵所預となる光茂の関与も想定される「清水寺縁起絵巻」を、書跡は「延喜式紙背文書」ほか仮名消息を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 清水寺縁起絵巻 巻上 | 1巻 | 絵＝土佐光信、詞書＝近衛尚通ほか | 室町時代・永正14年（1517） | A-43-1 | 3巻のうち |
| おすすめ | 国宝 | 延喜式 巻四 紙背仮名消息 | 1巻 | 平安時代・11世紀 | B-2370-3 | ||
| 仮名消息 | 1幅 | 伝西行筆 | 平安時代・12世紀 | 筒井邦子氏寄贈 B-3229 | |||
| 仮名消息 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | 塚越正明氏寄贈 B-3295 | ||||
| 仮名消息 | 1幅 | 藤原俊成筆 | 平安～鎌倉時代・12世紀 | B-2458 | |||
| おすすめ | 重文 | 代集 紙背仮名消息 | 1巻 | 鎌倉時代・13世紀 | B-3111 | ||
| 水邊芦花双鷺鏡 | 1面 | 平安時代・12世紀 | E-15414 | ||||
| 州浜松藤双鳥鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-13812-9 | ||||
| 群蝶双雀鏡 | 1面 | 南北朝時代・14世紀 | 鹿児島・枚聞神社蔵 |