仏教の美術―平安～室町
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重要文化財 金銅八仏種子五鈷鈴 平安時代・12世紀
本館 3室
2012年6月5日（火） ～ 2012年7月16日（月・祝）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。平安時代には日本的な仏教美術が形成され洗練されました。その内容の多様性も日本仏教美術の特徴です。鎌倉時代に入ると、新仏教の興隆や禅宗の導入、また中国美術の影響などにともない多様に展開していきました。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて紹介します。僧侶の肖像彫刻、阿弥陀如来像や十六羅漢像などの仏教絵画、亡者供養に関連する消息経や後世を祈った願文などの書作品、また密教法具を中心とした仏教工芸の優品を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 国宝 | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年（1001） | 東京・西新井大師総持寺蔵 | ||
| 銅志貴形水瓶 | 1口 | 室町時代・15世紀 | E-18918 | ||||
| 銅錫杖頭 | 1頭 | 鎌倉時代・13世紀 | E-20004 | ||||
| 重文 | 金銅華鬘 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 奈良・奈良国立博物館蔵 | |||
| おすすめ | 重文 | 金銅八仏種子五鈷鈴 | 1口 | 平安時代・12世紀 | E-19828 | ||
| 重文 | 金銅蓮華唐草文金剛盤 | 1面 | 平安時代・12世紀 | E-19830 | |||
| 重文 | 金銅瓶鎮柄香炉 | 1柄 | 平安時代・12世紀 | 大阪・金剛寺蔵 | |||
| 書状案断簡 | 1幅 | 文覚筆 | 鎌倉時代・12～13世紀 | B-3198 | |||
| 仮名法華経切 | 1枚 | 伝藤原家隆筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-41 | |||
| おすすめ | 重文 | 宝篋印陀羅尼経 | 1巻 | 平安時代・12世紀 | 大阪・金剛寺蔵 | ||
| 暦応二年御斎会之記 | 1巻 | 室町時代・14世紀 | B-1906 | ||||
| 重文 | 願文 | 1巻 | 慈円筆 | 鎌倉時代・貞応3年（1224） | B-1401 | ||
| おすすめ | 大毘廬遮那成仏神変加持経 | 1巻 | 鎌倉時代・13世紀 | 佐保山晋圓氏寄贈 B-1642 | |||
| 重文 | 星光寺縁起絵巻 巻上 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | A-10454-1 | |||
| おすすめ | 重文 | 慈恵大師坐像 | 1躯 | 蓮妙作 | 鎌倉時代・弘安9年(1286) | 滋賀・金剛輪寺蔵 | |
| 三部四処輪図 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | A-10407 | ||||
| 尊星王図像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-342-1 | ||||
| 重文 | 十六羅漢像（第十六尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・天真寺蔵 | |||
| 重文 | 十六羅漢像（第十五尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・天真寺蔵 | |||
| おすすめ | 重文 | 十六羅漢像（第三尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・天真寺蔵 | ||
| 真言八祖像 空海 | 1幅 | 鎌倉時代・正和3年（1314） | A-766-8 | ||||
| 真言八祖像 恵果 | 1幅 | 鎌倉時代・正和3年（1314） | A-766-7 | ||||
| 弁才天十五童子像 | 1幅 | 室町時代・15世紀 | A-1228 | ||||
| 愛染明王像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 岡田信一郎氏寄贈 A-1263 | ||||
| 文殊菩薩及び眷属像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-231 | ||||
| おすすめ | 重文 | 阿弥陀如来像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 福島・いわき市蔵 | ||
| 両界種字曼荼羅図 | 2幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-23 |