書画の展開―安土桃山～江戸
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重要文化財 山水図屏風(部分) 雲谷等顔筆 安土桃山～江戸時代・16～17世紀
本館 8室
2012年7月24日（火） ～ 2012年9月2日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙を祖とする円山派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、寛永の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回は江戸時代初期の水墨山水図とともに、水辺に関わるモチーフを描いた絵画を中心にご覧いただきます。書跡は盛夏から初秋にかけての題材をテーマとした作品や絵画作品に対応した作者の書の作品を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 瀟湘八景詩歌巻 | 1巻 | 道晃法親王筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 自画賛 | 1幅 | 良寛筆 | 江戸時代・19世紀 | 竹内静子氏寄贈 B-2964 | ||
| 隆達節断簡 | 1幅 | 角倉素庵筆 | 江戸時代・慶長10年(1605) | B-1309 | |||
| 渡海朱印状 | 1幅 | 江戸時代・元和6年(1620) | 個人蔵 | ||||
| 和歌詠草 | 1幅 | 加藤千蔭筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1803 | |||
| 五言詩賛 | 1幅 | 藤村庸軒筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 賀茂真淵筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1625 | |||
| 借用文書 | 1幅 | 尾形光琳筆 | 江戸時代・元禄9年(1696) | B-3104 | |||
| 書状 | 1幅 | 山鹿素行筆 | 江戸時代・17世紀 | 松平直亮氏寄贈 B-1275 | |||
| 詩懐紙 | 1幅 | 林羅山筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 孟子 梁恵王篇中一章 | 1幅 | 南化玄興筆 | 安土桃山時代・16世紀 | 馬屋原二郎氏寄贈 B-48 | |||
| 天狗説屏風 | 6曲1隻 | 荻生徂徠筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| 唐詩長巻 | 1巻 | 独立性易筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 漁父辞 | 1巻 | 本阿弥光悦筆 | 江戸時代・寛永9年(1632) | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 重文 | 山水図屏風 | 6曲1双 | 雲谷等顔筆 | 安土桃山～江戸時代・16～17世紀 | A-12189 | |
| 天橋立図扇面 | 1本 | 鶴沢探索筆 | 江戸時代・18世紀 | A-52-44 | |||
| 金魚図扇面 | 1本 | 長谷川雪旦筆 | 江戸時代・18世紀 | A-52-82 | |||
| 仕丁図扇面 | 1本 | 尾形光琳筆 | 江戸時代・18世紀 | A-52-9 | |||
| 羅生門図扇面 | 1本 | 海北友雪筆 | 江戸時代・17世紀 | A-52-50 | |||
| 人物雑画巻 | 1巻 | 英一蝶筆 | 江戸時代・17～18世紀 | A-12299 | |||
| 狗子図 | 1幅 | 円山応瑞筆 | 江戸時代・18世紀 | A-864 | |||
| 蝦蟇図 | 1幅 | 林十江筆 | 江戸時代・19世紀 | A-12099 | |||
| 游鯉図 | 1幅 | 中島来章筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1072 | |||
| 雑花果蓏図 | 1幅 | 浅野梅堂筆 | 江戸時代・万延元年(1860) | 木村浩吉氏寄贈 A-1193 | |||
| 雑花果蓏図 | 1幅 | 岩瀬鴎所筆 | 江戸時代・万延元年(1860) | 木村浩吉氏寄贈 A-1192 | |||
| 十友双雀図 | 1幅 | 渡辺崋山筆 | 江戸時代・文政9年(1826) | 個人蔵 | |||
| 石橋山・江島・箱根図 | 3幅 | 狩野養川院〈惟信〉筆 | 江戸時代・18世紀 | A-884 | |||
| 山水図 | 2幅 | 久隅守景筆 | 江戸時代・17世紀 | A-912 |