このページの本文へ移動

平成25年度新収品

  • 『如意輪観音菩薩坐像 鎌倉時代・13世紀』の画像

    如意輪観音菩薩坐像 鎌倉時代・13世紀

    本館 特別2室
    2014年5月20日(火) ~ 2014年6月1日(日)

    かけがえのない文化財を適切な環境で保管し、公開していくことは、博物館の大切な役目です。当館では、国立博物館として、日本のみならず、日本文化を多角的に考えるうえで重要な東洋各地も含めた、古代から近代に及ぶ、きわめて多岐にわたる質の高い文化財を保有し、広く公開してきています。

    しかし、その全体を体系的に展示し、必要に応じて深めていくためには、現在の収蔵品だけでは決して充分とはいえません。そのため当館では、収蔵品の一層の充実を目指して、毎年、良質な文化財の収集を積極的に行なっております。

    昨年度には、篤志家の方々からご寄贈をいただいたもの、購入したものを含めて、数多くの文化財を新たに収集しました。いずれも日本や東洋の文化を探る上で見過ごすことのできない意義を持つものです。

    今回はこれらの中から34件を展示いたします。これらの新収品を通じて、当館の事業の一端をご理解いただくとともに、かつての文化の息吹を伝える多様な品々の魅力をご鑑賞ください。
     

    担当研究員の一言

    平成25年度の新収品は古い時代のものに加えて、柴田是真の水墨画、山田宗美の金工、会津八一の書簡など明治時代以降の作品がより充実しています。/川村佳男

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
金華山真景 柴田是真筆 明治23年(1890) 平瀬雄二郎氏寄贈
書状 なほなほ不取敢云々 会津八一筆 昭和時代・20世紀 堀江きょう子氏寄贈(きょう=冫+恭)
重要美術品 線刻千手観音鏡像 平安時代・12世紀
振袖 鶸色縮緬地桜藤菊尾長鳥模様 江戸時代・19世紀 阿部美代子氏寄贈
如意輪観音菩薩坐像 鎌倉時代・13世紀
萌黄緂威胴丸具足 江戸時代・19世紀 植原千明氏寄贈

関連事業

<ギャラリートーク>   平成25年度の新たな館蔵品
本館 特別2室  2014年5月20日(火)   14:00 ~ 14:30   当日受付

関連リンク

<1089ブログ>   トーハク新収品紹介