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平成21年度新収品

  • 『山水図屏風 呉春筆 江戸時代・18世紀』の画像

    山水図屏風 呉春筆 江戸時代・18世紀

    本館 特別1室・特別2室
    2010年5月18日(火) ~ 2010年6月13日(日)

       かけがえのない文化財を適切な環境で保管し、公開していくことは、博物館の大切な役目です。当館では、国立博物館として、日本のみならず、日本文化を多角 的に考えるうえで重要な東洋各地も含めた、古代から近代に及ぶ、きわめて多岐にわたる質の高い文化財を保有し、広く公開してきています。しかし、その全体 を体系的に展示し、必要に応じて深めていくためには、現在の収蔵品だけでは決して充分とはいえません。そのため当館では、収蔵品の一層の充実を目指して、 毎年、良質な文化財の収集を積極的に行なっております。

       平成21年度には、篤志家の方々から御寄贈をいただいたもの43件、購入した文化財8件、編入されたもの1件、計52件の文化財を新たに収集しました。 いずれも日本や東洋の文化を探る上で見過ごすことのできない意義を持つものです。今回はこれらの中から48件を展示いたします。これらの新収品を通じて、 当館の事業の一端を御理解いただくとともに、かつての文化の息吹を伝える多様な品々の魅力を御鑑賞ください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
男衾三郎絵詞断簡 鎌倉時代・13世紀
重要美術品 太刀 長船景光 長船景光 鎌倉時代・延慶2年(1309) 宮腰巴夫氏寄贈
重要美術品 短刀 銘則重 越中則重 鎌倉時代・14世紀
重要美術品 薙刀 長船元重 南北朝時代・建武5年(1338)