2005年9月21日(水) ~ 2005年10月16日(日)
白鳳彫刻の代表として教科書に登場する興福寺の仏頭が特別公開されます。はるか遠くに向けられたおおらかな視線、はちきれるような若やいだ頬の輪郭、仏頭は千三百年前の貴公子を彷彿とさせます。この特別公開は、時代を超えた美丈夫との新たな出会いの場になることでしょう。
2005年9月21日(水) ~ 2005年10月16日(日)
白鳳彫刻の代表として教科書に登場する興福寺の仏頭が特別公開されます。はるか遠くに向けられたおおらかな視線、はちきれるような若やいだ頬の輪郭、仏頭は千三百年前の貴公子を彷彿とさせます。この特別公開は、時代を超えた美丈夫との新たな出会いの場になることでしょう。
■開催概要 |
会 期 | 2005年9月21日(水)~10月16日(日) |
会 場 | 東京国立博物館 本館特別5室 |
開館時間 |
9:30~17:00 2005年10月7日(金)・14日(金)は20:00まで、9月中の土・日・祝日は18:00まで開館(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜休館 (ただし、2005年10月10日(月・祝)は開館、翌10月11日(火)は休館) |
観覧料金 |
平常料金でご覧いただけます。 一般420(210)円、大学生130(70)円 *( )内は20名以上の団体料金 * 高校生以下と満65歳以上の方は無料。入館の際に、年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証など)をご提示ください *障害者とその介護者1名は無料です。入館時に障害者手帳などをご提示ください。 |
交 通 |
JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分 |
主 催 | 東京国立博物館、興福寺、日本経済新聞社 |
お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
■ 関連事業 |
講演会 「興福寺仏頭をめぐって」 平成館 大講堂 2005年10月2日(日) 13:30~15:00 講師:興福寺貫首 多川 俊映 師 |
|
記念公演 能 「重衡」 平成館 ラウンジ内特設会場 2005年10月12日(水) 17:30~ 国宝 仏頭特別鑑賞会 (本館特別5室) 18:30~20:30 能「重衡」 (平成館ラウンジ内特設会場) 出演:浅見 真州 ほか |
|
■ 同時期開催 |
特別展「華麗なる伊万里、雅の京焼」 2005年10月4日(火)~12月4日(日) 表慶館 |
|
■ 国宝 仏頭について |
昭和12年(1937)10月30日、解体修理中の興福寺東金堂本尊薬師如来の台座の中で、仏像の頭部が発見されました。これは鎌倉時代の興福寺復興期に、東金堂の本尊であった如来の頭部で、もとは飛鳥の山田寺(やまだでら)講堂の本尊でした。
山田寺は大化改新で活躍した蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらのやまだのいしかわまろ)が建てた寺です。そしてこの如来像は、謀反の疑いをかけられて自害した石川麻呂の冥福を祈って、石川麻呂の没後に作られたものです。 この像は銅の表面に鍍金(金メッキ)をして仕上げる金銅仏で、天武7年(678)に鋳造を開始し、天武14年(685)に完成供養されたという記録が残っています。応永18年(1411)の興福寺東金堂火災の際に焼失したとされていましたが、頭部だけが奇跡的に生き延びていたのです。 その目鼻立ちはすっきりとして美しく、遠方をみつめるようなまなざしはおおらかで、みずみずしい青年のようです。初唐文化の影響をうけ、日本美術に新たな境地をひらいた白鳳美術の代表といえるでしょう。 |
■ 制作工程模型展示 |
「仏頭はどうやってつくられたのか?」
仏頭の特別公開にあたり、東京芸術大学保存修復研究室、鋳金研究室のご協力で仏頭の制作工程を示す模型を展示し、金銅仏の造り方をご覧いただきます。
|
||||||||||||
東京芸術大学学生ボランティア 制作工程模型展示 ギャラリートーク 「仏頭はどうやってつくられたのか?」 本館1階 特別5室 2005年9月25日(日)、10月2日(日)、9日(日)、16日(日) 13:30~、15:30~ |
|