平成館 企画展示室
2026年1月27日(火) ~ 2026年3月1日(日)
『シャー・ナーメ(王書)』は、イランの詩人フェルドウスィーが977年頃から1010年頃の間に記した叙事詩です。その内容は、伝説上のイラン最初の王カユーマルスからサーサーン朝の滅亡までの神話・伝説・歴史を集大成したものです。
『シャー・ナーメ』の写本には、その豊かな物語の世界を彩るために、きわめて緻密かつ繊細な細密画が挿図として描かれました。これらの細密画はイラン美術の最高峰のひとつとして評価されています。
今回の特集では、『シャー・ナーメ』の作者であるフェルドウスィーをはじめ、物語の核となる伝説的王朝のピーシュダーディー朝およびカヤーニー朝、怪力や神秘性を備えた伝説的な英雄ロスタムを輩出したロスタム家、勇気・忠誠・知恵・戦略を備えた英雄を輩出したグーダルズ家、そしてイラン世界の宿敵として物語に登場するトゥーラーン王家、さらに歴史上の英雄であるイスカンダル(アレクサンドロス大王)など、多彩な登場人物と王朝を通して、イランの細密画の魅力に迫ります。
【お知らせ】
展示ケースの不具合により開催を見合わせていた特集「イランの細密画―『シャー・ナーメ』の世界―」は、会期を変更し、1月27日(火)より展示を開始しました。
