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浅井忠の日本風景―高野コレクション

  • 『聖護院の庭  浅井忠筆  明治37年(1904)  高野時次氏寄贈 』の画像

    聖護院の庭 浅井忠筆 明治37年(1904) 高野時次氏寄贈

    本館 18室
    2012年1月2日(月・休) ~ 2012年2月19日(日)

    実業家高野時次(たかのときじ)氏の蒐集による、明治の洋画家浅井忠(あさいちゅう)の作品は、油彩画11点、水彩・デッサン56点、掛軸6点の計73点におよび、浅井の円熟した画技を示す滞欧期の水彩画を多く含んでいます。高野コレクションは、この浅井作品全73点が、昭和60年(1985)に氏のご遺志によりご遺族の方々から当館に一括寄贈されたものです。

    高野氏は若いころには画家を志望され、実業家の道に進まれてからは尊敬していた画家浅井忠の作品蒐集に力を注がれました。20代後半から半世紀近くをかけて蒐(あつ)められたコレクションだけに、その作品群は氏の情熱を雄弁に物語っているといえましょう。

    今回は重要文化財「春畝」とともに、高野コレクションのうち浅井が留学から帰国した後、京都に移住してから描いた日本の風景作品5点をご覧いただきます。欧州留学をはさんだ浅井がどのように日本の情景を表現したのかを探り、浅井作品の魅力を紹介します。

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
聖護院の庭 浅井忠筆 明治37年(1904) 高野時次氏寄贈
重要文化財 春畝 浅井忠筆 明治21年(1888)