国宝 十六羅漢像(第十尊者)(部分)
平安時代・11世紀
本館 2室
2026年1月14日(水) ~ 2026年2月15日(日)
滋賀・聖衆来迎寺に伝来した現存最古の十六羅漢像の一幅です。仏堂に向かって舎利供養をする羅漢の姿が描かれます。視線の先には、壺形の舎利容器が豪華な台座に置かれています。舎利は釈迦の遺骨です。舎利容器は光を放ち、透明なガラスで作られていることがうかがえます。建物の外に見られる、美しい花々が盛られた器も同様にガラスで作られています。舎利容器の隣には獅子形の香炉が置かれ、今にも動き出しそうです。
羅漢は仏教を開いた釈迦の教えを守り伝える聖者です。画面右上には色紙形と呼ばれる区画があり、「三十三天第十半託迦尊者」と記されます。「三十三天」が住所、「半託迦尊者」が羅漢の名前です。
明るい色調で整えられた優美な彩色や様々な文様、柔らかな輪郭線が生み出す穏やかな雰囲気が本作品の見どころです。11世紀の貴族たちの高い美意識が感じられる、平安仏画を代表する名品です。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 国宝 | 十六羅漢像(第十尊者) | 1幅 | 平安時代・11世紀 | A-11085-2 |