仏教の美術 ―平安～室町
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本館 3室
2007年5月22日（火） ～ 2007年7月1日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本美術史上の古典期とも称しうる平安後期を代表する名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて展示します。／担当研究員：松原茂（日本美術） 高橋裕次(日本書跡・歴史資料) 沖松健次郎（日本絵画） 加島勝(東洋工芸) 丸山士郎(日本彫刻) 高梨真行(日本史)
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 阿弥陀如来坐像 | 1躯 | 鎌倉時代・12世紀 | 静岡・願生寺蔵 | ||||
| 不動明王二童子像 | 1幅 | 鎌倉～南北朝時代・13～14世紀 | 東京・恵明寺蔵 | ||||
| おすすめ | 愛染明王像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 遠藤久雄氏寄贈 A-10433 | |||
| 阿弥陀如来像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-12074 | ||||
| 春日宮曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-11088 | ||||
| 稚児文殊像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-175 | ||||
| 十二天像(風天) | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-10 | 12幅のうち | |||
| 十二天像(毘沙門天) | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-9 | 12幅のうち | |||
| 十二天像(水天) | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-11 | 12幅のうち | |||
| 十二天像(羅刹天) | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-12 | 12幅のうち | |||
| 図像抄 | 1巻 | 鎌倉時代・13世紀 | A-10487 | ||||
| おすすめ | 金銅能作生塔 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | 奈良・長福寺蔵 | |||
| 銀装水晶五輪塔形舎利容器 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | 山形・慈光明院蔵 | ||||
| おすすめ | 不動利益縁起絵巻 | 1巻 | 南北朝時代・14世紀 | A-10480 | |||
| 瓦経残片 | 1枚 | 備前沢田村(推定) | 平安時代・12世紀 | B-2175 | |||
| 泥塔経 | 17個 | 平安時代・12世紀 | 村岡爲三郎氏寄贈 B-2183 | ||||
| 柿経 | 15枚 | 鎌倉時代・13世紀 | 清原英白氏寄贈 B-2460 | ||||
| 貝殼経 | 17個 | 周防国牟礼村阿弥陀寺発掘 | 室町時代・16世紀 | 徳川頼貞氏寄贈 B-2166 | |||
| 経石 | 15個 | 備前国丹治部村宮内発掘 | 室町時代・16世紀 | 綱島良藏氏寄贈 B-2128 | |||
| 細塔婆 | 1括 | 室町時代・16世紀 | B-2144 | ||||
| おすすめ | 造塔功徳経、仏説不増不減経、仏説堅固女経 | 1帖 | 鎌倉時代・13世紀 | B-2014 | |||
| 舎利勘計記 | 1幅 | 藤原為兼筆 | 鎌倉時代・永仁元年 (1293) | B-3043 | |||
| おすすめ | 金銀鍍宝相華唐草透華籠 | 1面 | 平安時代・12世紀 | 滋賀・神照寺蔵 | |||
| おすすめ | 金銀鍍宝相華唐草透華籠 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 滋賀・神照寺蔵 | |||
| 銅瓶鎮柄香炉 | 1柄 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土 | 平安時代・11世紀 | 北又留四郎氏寄贈 E-14933 | |||
| 銅布薩形水瓶 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19925 | ||||
| 白銅蓮池文磬 | 1面 | 奈良県吉野郡吉野町金峯山出土 | 平安時代・12世紀 | E-19890 | |||
| 金銅錫杖頭 | 1頭 | 鎌倉時代・嘉元2年(1304) | 個人蔵 |