重要文化財 玉帯残欠(部分) 奈良時代・8世紀
法隆寺宝物館 第6室
2020年6月24日(水) ~ 2020年7月12日(日)
染織は、正倉院宝物より古い飛鳥から奈良時代前期の作品が多いことで有名で、仏事の荘厳具である幡をはじめ、僧衣の糞掃衣や袈裟、敷物の褥などがあります。とりわけ幡は、大型の広東綾大幡、在銘幡など多岐にわたり、その他には、用途のわからない残欠も数多くあります。織物では錦をはじめ、綴織、経絣の広東裂、綾、羅、平絹などがみられ、染め物では「三纈」と呼ばれる纐纈、﨟纈、夾纈などが遺っています。さらに、刺繍や組紐、氈など種類は非常に多く存在します。
今回は、聖武天皇の遺品と伝えられる玉帯残欠を中心に、組紐や綾・平絹・氈といったさまざまな技法の染織品を展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 玉帯残欠 | 2片 | 奈良時代・8世紀 | N-49 | (1条のうち) | |
おすすめ | 重文 | 山形文組紐幡頭 | 1流 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-50-1 | ||
茶地蝶文描絵平絹「東院」銘 | 1枚 | 奈良時代・8世紀 | I-336-3a | ||||
黄地小円花文金銀摺絵羅 | 1枚 | 奈良時代・8世紀 | I-336-4 | ||||
雑色横縞裂 | 1枚 | 奈良時代・8世紀 | I-336-87 | ||||
縞地竜文刺繡 | 1枚 | 飛鳥時代・7世紀 | I-336-93 | ||||
繍仏裂 | 1枚 | 飛鳥時代・7世紀 | I-336-102 | ||||
白地花文氈 | 1枚 | 奈良時代・8世紀 | I-336-108 | ||||
平絹・綾幡足残欠 | 1流 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-319-14 | ||||
平絹幡残欠 | 1流 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-319-34 | ||||
黄地山形文綾幡足残欠 | 1条 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-319-47-2 | ||||
紺地平絹幡足残欠 | 1条 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-319-51-2 | ||||
淡縹地平絹幡足残欠 | 2片 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-319-52-2 | (1条のうち) | |||
黄地変り甃文綾幡足残欠 | 1条 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-319-115 | ||||
赤地甃文綾幡足残欠 | 1条 | 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 | N-319-117-1 |