国宝 羯磨金剛目録 最澄筆 平安時代・弘仁2年(811) 滋賀・延暦寺蔵
本館 2室
2019年4月9日(火) ~ 2019年5月12日(日)
現在は巻頭、巻末が欠失していますが、冒頭にある「羯磨金剛」の名を取ってこの名で呼ばれています。本紙全面に朱方印「比叡山印」が32顆捺されています。紙背の継ぎ目には「惣封最澄」と自著され、苦難の末入唐し、多くの法具、仏典を将来した最澄の仏教にかける強い思いを伝えるものです。現存唯一の最澄自筆書状である「久隔帖」にみられる柔和で伸びやかな字姿とは異なり、仏教者として日本天台宗を起こしていく気概と厳しさを感じさせる、最澄45歳の筆跡です。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 国宝 | 羯磨金剛目録 | 1巻 | 最澄筆 | 平安時代・弘仁2年(811) | 滋賀・延暦寺蔵 |