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国宝 一遍聖絵 巻第七

国宝 一遍聖絵 巻第七

本館 2室  2017年8月29日(火) ~ 2017年9月24日(日)

  
国宝 一遍聖絵 巻第七(部分) 法眼円伊筆 鎌倉時代・正安元年(1299)

時宗(じしゅう)の開祖・一遍(いっぺん、1239~1289)の事蹟を描く伝記絵巻です。絵巻としては珍しい絹本(けんぽん)で、縦の大きさも通常の紙本絵巻に比べて大きいのが特徴的です。全十二巻のうち、本巻は七巻目に相当します。
巻第七は、一遍らが遊行(ゆぎょう、諸国をめぐって念仏の修行や布教を行なうこと)の途中、尾張(おわり)・美濃(みの)・近江(おうみ、現在の愛知・岐阜・滋賀県)を経て京都へと入る場面を描きます。四条京極(しじょうきょうごく)にある釈迦堂(しゃかどう)で一遍が京の人々に念仏を勧める場面や、平安時代に「市(いち)の聖(ひじり)」と言われた空也上人(くうやしょうにん)ゆかりの市屋(いちや)という地に道場を建て、踊念仏(おどりねんぶつ)を行なう場面などです。
一遍聖絵の最終巻、巻第十二に記された奥書(おくがき)によれば、この絵巻は画中にも登場する聖戒(しょうかい)という人物が、一遍の没後十年目の祥月命日(しょうつきめいにち)にあたる正安(しょうあん)元年(1299)8月23日に詞書を書き終え、法眼円伊(ほうげんえんい)という絵師が絵を描いたことが知られます。高い位置に視点を置き、人物などは小さく捉えられていますが、表情や衣服も描き分けられ、たいへん個性豊かです。また各地の風景や人々の営みも活き活きと描かれており、絵師の並々ならぬ力量が画面のいたるところに発揮されています。

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指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考
_MD_RECOMMEND 国宝 一遍聖絵 巻第七 1巻 法眼円伊筆 鎌倉時代・正安元年(1299) A-10944