仏教の美術 ―平安～室町
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本館 3室
2007年10月30日（火） ～ 2007年12月9日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本美術史上の古典期とも称しうる平安後期を代表する名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて展示します。／担当研究員：松原茂（日本美術） 高橋裕次(日本書跡・歴史資料) 沖松健次郎（日本絵画） 加島勝(東洋工芸) 丸山士郎(日本彫刻) 高梨真行(日本史)
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 阿弥陀如来立像（伝釈迦如来像） | 1躯 | 京都・泉涌寺伝来 | 鎌倉時代・13世紀 | C-21 | |||
| 両界曼荼羅図 | 2幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 個人蔵 | ||||
| 十二天像（羅刹天） | 1幅 | 平安時代・9世紀 | 奈良・西大寺蔵 | 12幅のうち | |||
| 聖徳太子絵伝 | 4幅 | 南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | ||||
| 藤原鎌足像 | 1幅 | 室町時代・15世紀 | A-12077 | ||||
| 鑑真和上像 | 1幅 | 鎌倉～南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | ||||
| 真如法親王像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 岡崎正也氏寄贈 A-10152 | ||||
| おすすめ | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡吉野町金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | ||
| 法然上人伝絵巻 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | 個人蔵 | ||||
| 四天王寺縁起残巻 | 1巻 | 惟宗季重筆 | 平安時代・承安3年(1173) | 京都・三千院蔵 | |||
| 申日児本経 | 1巻 | 勝賢筆 | 平安時代・永久3年(1115) | B-1641 | |||
| 暦応二年御斎会之記 | 1巻 | 室町時代・14世紀 | B-1906 | ||||
| おすすめ | 金光明最勝王経注釈断簡(飯室切本) | 1幅 | 伝嵯峨天皇筆 | 平安時代・9世紀 | B-3291 | ||
| 金光明経巻第四残巻 (目無経) | 1巻 | 鎌倉時代・12世紀 | B-2400 | ||||
| おすすめ | 金銀鍍宝相華唐草透華籠 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 滋賀・神照寺蔵 | |||
| 金銅種子華鬘 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 奈良国立博物館蔵 | ||||
| 金銅錫杖頭 | 1頭 | 鎌倉時代・嘉元2年(1304) | 個人蔵 | ||||
| 銅鰐口 | 1口 | 南北朝時代・応安7年(1374) | E-14554 | ||||
| 金銅仏餉鉢 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19935 | ||||
| 金銅孔雀文磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 E-19941 | ||||
| 金銅蓮華形磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15271 |