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インドネシア国立博物館で海外展「染と織の国―伝統と現代 Threading Across Time: Dyeing and Weaving of Indonesia and Japan」開幕!

東京国立博物館とインドネシア国立博物館が主催する展覧会「染と織の国―伝統と現代 Threading Across Time: Dyeing and Weaving of Indonesia and Japan」が、インドネシア国立博物館において10月25日(土)に開幕しました!
本展では、友禅や沖縄の紅型といった日本の多彩な染色技法に加え、京都・西陣で発展した唐織(からおり)や金襴(きんらん)など、精緻な織物文化も紹介しています。
展覧会の開始前には、ジャカルタ日本祭りにブースを出展し、当館や本展のプロモーションを行いました。日本文化が大好きなインドネシア人の皆さんが、興味津々に展覧会の話を聞いてくださり、とてもにぎやかなブースとなりました。

ジャカルタ日本祭りでのブースの様子
ジャカルタ日本祭りでのブースの様子

 

開幕に先立ち、10月24日(金)には開会式・内覧会を開催しました。インドネシア文化大臣をはじめ、多くのお客様にご出席いただき、華やかな雰囲気の中、式典が行われました。

開会式の様子
開会式の様子

 

司会を務めてくださったのは、ミス・インターナショナル2024 インドネシア代表のソフィさん。重要文化財「振袖 白縮緬地梅樹衝立鷹模様」の複製品をまとった姿が、とてもよくお似合いでした。

「染と織の国―伝統と現代 Threading Across Time: Dyeing and Weaving of Indonesia and Japan」関係者の記念撮影の様子
「染と織の国―伝統と現代 Threading Across Time: Dyeing and Weaving of Indonesia and Japan」関係者の記念撮影の様子

 

式典では、尺八の演奏やインドネシアの伝統舞踊など多彩なパフォーマンスが続き、会場を一層盛り上げました。

式典でのインドネシアの伝統舞踊の様子
式典でのインドネシアの伝統舞踊の様子
式典での尺八の演奏の様子

 

展覧会の開始を象徴するために、インドネシアの伝統楽器「アンクルン」が演奏されました。竹筒同士を揺らして音を出すこの楽器は、現地では祝典などによく用いられるとのことです。

インドネシアの伝統楽器「アンクルン」の紹介の様子

 

開会式のあとは、展覧会会場にて内覧会を実施しました。担当研究員が作品解説を行い、インドネシアの皆様も興味深そうに染織(着物)や織物に見入っていました。

「染と織の国―伝統と現代 Threading Across Time: Dyeing and Weaving of Indonesia and Japan」内覧会の様子
「染と織の国―伝統と現代 Threading Across Time: Dyeing and Weaving of Indonesia and Japan」内覧会の様子

 

本展では、インドネシアと日本、それぞれの染織品などあわせて26件を展示しています。
両国の文化が交わる現場として、インドネシアの皆さまのもとで多くの発見が生まれることを願っています。

 

カテゴリ:news海外展

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posted by 金 里織(総務課) at 2025年11月28日 (金)

 

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