南都・大安寺の甍
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複弁蓮華文軒丸瓦 奈良県橿原市・明日香村 大官大寺出土 飛鳥時代・7世紀
平成館 考古展示室
2022年9月21日（水） ～ 2023年3月12日（日）大安寺（だいあんじ）は南都七大寺の一つと称される古刹です。その縁起によれば、聖徳太子の熊凝道場（くまごりどうじょう）に遡るとされ、以来、為政者（いせいしゃ）や宮都（きゅうと）とともに、百済大寺（くだらおおでら）、高市大寺（たけちおおでら）、大官大寺（だいかんだいじ）と変遷・移転し、平城京遷都に伴い現在の地に大安寺として創建されたと考えられています。創建期の大安寺は、金堂や講堂を中心に、僧坊、南大門が立ち並び、東西に七重塔を擁する広大な寺域であったことが推測されています。そして、平安京遷都以降、度重なる災害や兵火により伽藍の多くは失われているものの、十一面観音をはじめとする天平仏が伝世しています。ここでは、当館所蔵の大安寺の瓦やその前身である大官大寺の瓦を通じて、往時の寺勢を紹介じます。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 複弁蓮華文軒丸瓦 | 1個 | 奈良県橿原市・明日香村 大官大寺出土 | 飛鳥時代・7世紀 | J-35168 | ||
| 均整唐草文軒平瓦 | 1個 | 奈良県橿原市・明日香村 大官大寺出土 | 飛鳥時代・7世紀 | J-35354 | |||
| おすすめ | 複弁蓮華文軒丸瓦 | 1個 | 奈良市 大安寺出土 | 奈良時代・8世紀 | J-35203 | ||
| おすすめ | 均整唐草文軒平瓦 | 1個 | 奈良市 大安寺出土 | 奈良時代・8世紀 | J-25359-187 | ||
| 唐草文縁単弁蓮華文軒丸瓦 | 1個 | 奈良市 大安寺出土 | 奈良時代・8世紀 | J-35279 |