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朝鮮のうちわ

  • 『左から芭蕉葉扇、太極扇、桐葉尾扇、鷲尾扇 19~20世紀』の画像

    左から芭蕉葉扇、太極扇、桐葉尾扇、鷲尾扇 19~20世紀

    東洋館 第10室
    2006年7月19日(水) ~ 2006年9月3日(日)

     今年も夏に合わせて朝鮮時代のうちわを展示します。朝鮮時代には男性が扇子(せんす:摺扇(チョプソン))を、女性がうちわ(団扇(タンソン))を主に用いました。女性が用いるうちわは色彩も美しく、絵画にも女性の小道具として登場します。

      形や文様によってさまざまな名前がつけられていることも特徴です。全体の形をバショウの葉に見立てた「芭蕉葉扇」、うちわの骨の先を曲げ、キリの葉の葉脈に見立てた「桐葉尾扇」、うちわの骨を細くしてぎっしりと並べ、全体を鳥の尾に見立てた「鷲尾扇」、民族の伝統に根ざした文様を持つ「太極扇」「国旗扇」を展示します。

      暑さをしのぐ道具にも、さりげなく意匠をこらした朝鮮のうちわをご堪能ください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
羅州太極扇 朝鮮時代・19~20世紀
慶州鷲尾扇 朝鮮時代・19~20世紀