書画の展開 ―安土桃山・江戸
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本館 8室
2011年4月19日（火） ～ 2011年5月29日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙を祖とする円山派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、寛永の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗（おうばく）の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回は、近年注目を集める狩野一信の五百羅漢図を中心とした狩野派作品とやまと絵系の絵画、ならびに小堀遠州、片桐石州などの茶人の書をあわせて展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 道之記 | 1巻 | 小堀遠州筆 | 江戸時代・元和７年(1621) | 個人蔵 | |||
| 一行書「達磨元来観自在」 | 1幅 | 雲居希膺筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 一行書「松無古今色」 | 1幅 | 清巌宗渭筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2771 | |||
| 達磨画賛 | 1幅 | 清巌宗渭筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 一行書「初祖 達磨大師」 | 1幅 | 隠元隆琦筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 朱舜水筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1010 | |||
| 書状 | 1幅 | 金森宗和筆 | 江戸時代・17世紀 | B-38 | |||
| 書状 | 1幅 | 片桐貞昌筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1337 | |||
| 書状 | 1幅 | 小堀遠州筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1668-3 | |||
| 書状 | 1幅 | 伊達政宗筆 | 安土桃山時代・16世紀 | B-1668-1 | |||
| 茶事控書 | 1幅 | 細川三斎筆 | 江戸時代・17世紀 | 金谷寛氏寄贈 B-3344 | |||
| 風炉先屏風 | 2曲1双 | 小島宗真筆 | 江戸時代・慶安3年(1650) | B-2524 | |||
| 詩歌巻 | 1巻 | 真幸正心(1608～1674) | 江戸時代・17世紀 | B-1021 | |||
| 定家卿筆道 | 1帖 | 小堀遠州筆 | 江戸時代・17世紀 | 松平直亮氏寄贈 B-1263 | |||
| 連歌懐紙 | 1帖 | 里村玄的筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1652 | |||
| 源氏物語図屏風 | 6曲1双 | 土佐一得筆 | 安土桃山時代・16世紀 | A-1443-1 | |||
| 古歌巻 | 1巻 | 片桐貞昌 | 江戸時代・19世紀 | B-1215 | |||
| 鼠草紙 | 1巻 | 筆者不詳 | 江戸時代・18世紀 | A-1383 | |||
| 源氏物語絵巻 | 1巻 | 住吉具慶筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 千野浩一氏寄贈 A-12358 | |||
| 鏡売図 | 1幅 | 冷泉為恭筆 | 江戸時代・19世紀 | A-130 | |||
| おすすめ | 五百羅漢図 第四十二幅 七難 風 | 1幅 | 狩野一信筆 | 江戸時代・19世紀 | 富美宮允子内親王・泰宮聡子内親王御下賜 A-743-42 | ||
| おすすめ | 五百羅漢図 第二十八幅 神通 | 1幅 | 狩野一信筆 | 江戸時代・19世紀 | 富美宮允子内親王・泰宮聡子内親王御下賜 A-743-28 | ||
| おすすめ | 五百羅漢図 第二十七幅 神通 | 1幅 | 狩野一信筆 | 江戸時代・19世紀 | 富美宮允子内親王・泰宮聡子内親王御下賜 A-743-27 | ||
| おすすめ | 五百羅漢図 第二十三幅 十二頭陀 節食之分・中後不飲漿・一坐食節量食 | 1幅 | 狩野一信筆 | 江戸時代・19世紀 | 富美宮允子内親王・泰宮聡子内親王御下賜 A-743-23 | ||
| おすすめ | 五百羅漢図 第十三幅 六道 鬼趣 | 1幅 | 狩野一信筆 | 江戸時代・19世紀 | 富美宮允子内親王・泰宮聡子内親王御下賜 A-743-13 | ||
| 伊勢之図 | 1幅 | 住吉具慶筆 | 江戸時代・17世紀 | A-513 | |||
| 清少納言図 | 1幅 | 土佐光起筆 | 江戸時代・17世紀 | A-952 | |||
| 百猿図 | 1幅 | 狩野探信筆 | 江戸時代・18世紀 | A-253 | |||
| 孫思邈図 | 1幅 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・17世紀 | A-1419 |