東洋館 第8室
2007年7月3日(火) ~ 2007年9月2日(日)
高島菊次郎氏(号は槐安、1875~1969)は、東京高等商業学校(現在の一橋大)を卒業後、大阪商船・三井物産を経て、明治45年(1912)、藤原銀次郎の要請により王子製紙に入社しました。同社では要職を歴任し、昭和13年(1938)代表取締役社長、昭和18年(1943)には中支那振興株式会社の総裁に就任し、戦後は鵠沼で読書と散策を愉しむ生活を送られました。
高島氏は、事業人として大きな貢献を残すかたわら、自らも書画篆刻をよくし、中国書画の収集に心を砕きました。その収蔵品は、槐安居コレクションとして内外に知られていましたが、東洋館が開館を間近に控えた昭和40年(1965)春、高島氏は愛玩の中国書画・碑拓法帖等277件を当館に寄贈されました。 さらに高島氏の没後、昭和44年(1969)には光子夫人が47件、昭和59年(1984)にはご令息の泰二氏が14件、平成10年(1998)には泰二氏が7件の中国書画を寄贈され、その総数は345件に及んでいます。この特集陳列は、高島コレクションの中から優品や資料的価値の高い作品を一堂に集めて展示し、中国の書画をこよなく愛した槐安翁高島菊次郎氏を偲び、その高邁なご遺志を広く顕彰するものです。
高島氏は、事業人として大きな貢献を残すかたわら、自らも書画篆刻をよくし、中国書画の収集に心を砕きました。その収蔵品は、槐安居コレクションとして内外に知られていましたが、東洋館が開館を間近に控えた昭和40年(1965)春、高島氏は愛玩の中国書画・碑拓法帖等277件を当館に寄贈されました。 さらに高島氏の没後、昭和44年(1969)には光子夫人が47件、昭和59年(1984)にはご令息の泰二氏が14件、平成10年(1998)には泰二氏が7件の中国書画を寄贈され、その総数は345件に及んでいます。この特集陳列は、高島コレクションの中から優品や資料的価値の高い作品を一堂に集めて展示し、中国の書画をこよなく愛した槐安翁高島菊次郎氏を偲び、その高邁なご遺志を広く顕彰するものです。
前期:2007年7月3日(火)~8月5日(日)
後期:2007年8月7日(火)~9月2日(日)
※ただし、2007年7月17日(火)~20日(金)まで東洋館は全室閉室