書画の展開―安土桃山～江戸
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いろは屏風（部分） 貫名菘翁筆 江戸時代・万延元年(1860) 竹内博氏寄贈
本館 8室
2022年1月2日（日） ～ 2022年2月6日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は新年を寿ぐ吉祥画題や富士山を描いた作品などを展示し、書跡も同じく正月にちなむ詩歌や書状を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 雪中老松図 | 1幅 | 円山応挙筆 | 江戸時代・明和2年(1765) | A-1148 | ||
| 松梅孤鶴図 | 1幅 | 伊藤若冲筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11851 | |||
| 芭蕉孤鶴図 | 1幅 | 黒川亀玉筆 | 江戸時代・18世紀 | A-866 | |||
| 富士山図 | 1幅 | 英一蝶筆 | 江戸時代・18世紀 | A-510 | |||
| 龍虎図屏風 | 6曲1双 | 狩野栄川院〈典信〉筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1011 | |||
| 梅鴛鴦・若松春草図 | 2幅 | 田中抱二筆 | 江戸時代・19世紀 | A-926 | |||
| 松竹梅図屏風 | 2曲1隻 | 立林何帠筆 | 江戸時代・18世紀 | A-11154 | |||
| 布袋図 | 1幅 | 白隠筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11861 | |||
| 新三十六歌仙図帖 | 1帖 | 狩野探幽（1602～74）筆 | 江戸時代・寛文4年(1664) | A-61-1 | |||
| 源氏物語抄 | 1帖 | 近衛信尹筆 | 江戸時代・17世紀 | 長谷川巳之吉氏寄贈 B-2547 | |||
| 百人一首帖 | 1帖 | 烏丸光広筆 | 江戸時代・17世紀 | 百瀬治氏・百瀬富美子氏寄贈 B-3494 | |||
| 東行記 | 1巻 | 烏丸光広筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2749 | |||
| おすすめ | いろは屏風 | 6曲1双 | 貫名菘翁筆 | 江戸時代・万延元年(1860) | 竹内博氏寄贈 B-3529 | ||
| 詠草 | 1幅 | 近衛前久筆 | 安土桃山～江戸時代・16～17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 島津家久筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 元政筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 詠草 | 1幅 | 八条宮智忠親王筆 | 江戸時代・正保5年(1648) | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 本居宣長筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1804 | |||
| 書状 | 1幅 | 加藤千蔭筆 | 江戸時代・18世紀 | 牧英三郎氏寄贈 B-3520 | |||
| 書状 | 1幅 | 岡本半助筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1668-5 | |||
| 額字「松静」 | 1面 | 貫名菘翁筆 | 江戸時代・19世紀 | 水島篤子氏寄贈 B-2931 | |||
| 二大字「博貫」 | 1幅 | 三条実美筆 | 明治時代・19世紀 | B-184 | |||
| 篆書百福寿（七歳書） | 1幅 | 佐藤一斎筆 | 江戸時代・安永7年(1778) | 河田燕氏寄贈 B-3137 |