鼠草紙(部分) 江戸時代・18世紀
本館 3室
2018年8月7日(火) ~ 2018年9月17日(月・祝)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。 今回は、鼠が人間に求婚して失敗し、出家を遂げるという物語を描く御伽草紙「鼠草紙」や、藤原定家の明月記を中心に鎌倉時代の書などをご紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 鼠草紙 | 1巻 | 筆者不詳 | 江戸時代・18世紀 | A-1383 | ||
おすすめ | 重文 | 明月記 (天福元年七・八月) | 1巻 | 藤原定家筆 | 鎌倉時代・天福元年(1233) | 個人蔵 | |
明月記断簡 | 1幅 | 藤原定家筆 | 鎌倉時代・建暦元年(1211) | 百瀬治氏・百瀬富美子氏寄贈 B-3464 | |||
兵範記断簡 | 1幅 | 藤原定家筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 筒井邦子氏寄贈 B-3218 | |||
おすすめ | 重美 | 和歌懐紙 | 1幅 | 西園寺実兼筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-2979 | |
高光集切 | 1幅 | 伝九条教家筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-12-18 | |||
瑞花鳥鈕八稜鏡 | 1面 | 平安時代・11~12世紀 | E-13292 |