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扇型の紙面に装飾を施し,その上に法華経を書写して中央で綴じた冊子本。大阪・四天王寺に伝来した10帖のうちの1帖。料紙は墨流しや金銀の各種の箔片をまいた装飾により善美が尽されている。絵は貴族や庶民の風俗など世俗的な題材が描かれる。平安時代の貴族趣味を反映して盛行した装飾経の代表作。