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萩螺鈿鞍(はぎらでんくら) 

 『萩螺鈿鞍(はぎらでんくら)』の画像 
1背
木製漆塗
前輪高27.0 後輪高30.0 居木長44.0
平安時代
12世紀
重文
H495
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総合文化展での展示予定は未定です
 
鎌倉時代を最盛期とする中世螺鈿鞍グループの先駆けをなす作品。表面には夜光貝による螺鈿で萩の花枝が情趣豊かに描かれている。平安後期の戦乱は武器・武具の世界に大きな変革をもたらしたが,このように大振りで,前輪の肩に騎乗の際に手掛かりとする「手形」を刳った形も,戦陣の中で工夫を重ね,創り出されたものであろう。