平成館 企画展示室
2022年4月26日(火) ~ 2022年5月29日(日)
東京都恩賜上野公園、国立科学博物館、東京国立博物館では、動物にちなんだ共通のテーマのもと、連携企画「上野の山で動物めぐり」を毎年開催し、今年で15回となります。
当館では、家族みんなでたのしめる特集「親と子のギャラリー」として、テーマにあわせた動物作品をご紹介しています。今年のテーマは「翼と羽」です。
第1部の「翼」では、鳥のすがたに着目します。タカのような大きな鳥が翼を広げたすがたは、迫力に満ち、むれをなして飛ぶ鳥のすがたもみごたえがあります。翼は、鳥にかぎらず、コウモリといった哺乳類、そして世界各地信仰や神話に登場する空想の生きもの、神々などの表現にもみられます。
第2部の「羽」では、クジャクなどのうつくしい羽が目をひく作品や、鳥の羽(羽根)そのものを素材としてもちいた作品、そしてチョウに代表される昆虫の羽(翅)をあらわした作品を展示します。番外編として鳥と同じく1羽、2羽とかぞえるウサギの作品も紹介します。
わたしたち人間は、自分たちにはそなわっていない翼や羽の特徴やはたらきを、これまでどのように理解し、あつかい、表現してきたのでしょうか。
時代や地域、そして色や形、素材などがことなるさまざまな作品をつうじて、いっしょにかんがえていきましょう。