大聖寺藩（石川県）前田家伝来の能面
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能面 大癋見
「一透作/佐渡嶋/久知住」刻銘 室町時代・15～16世紀
文化庁蔵本館 14室
2023年11月21日（火） ～ 2024年1月14日（日）大聖寺藩は、加賀藩第３代藩主前田利常が三男利治を藩主として寛永16年(1639)に分藩した時に始まります。同じ時、富山藩も分けて次男利次を藩主としました。この二つの支藩は明治維新まで続きました。前田家は藩祖利家以来能楽を愛好し、当初は金春家と縁が深かったのですが、五代藩主綱紀の時、将軍綱吉の影響を受けて宝生流を採用し、加賀宝生の歴史が始まりました。加賀、富山両藩の能狂言面は、明治時代以後散逸し、その全貌を知ることはできませんが、大聖寺藩は能面124面、狂言面42面がまとまって残っている点が貴重です。
今回は、このうち能面23面を展示します。室町時代に遡る古面、宝生家の名物面の写し、数は少ないですが金春家、観世家の面の写しなど江戸時代の大名家の能面収集の様相をご覧いただきます。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 能面 大癋見 | 1面 | 「一透作/佐渡嶋/久知住」刻銘 | 室町時代・15～16世紀 | 文化庁蔵 | ||
| おすすめ | 能面 小獅子 | 1面 | 南北朝時代・14世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 翁 | 1面 | 室町時代・15～16世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| 能面 笑尉 | 1面 | 室町時代・15～16世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| 能面 邯鄲男 | 1面 | 「龍右衛門作/満昆（花押）」金字銘 | 室町時代・15～16世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 小面 | 1面 | 「天下一近江」焼印 | 江戸時代・17世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 曲見 | 1面 | 「相伝之写/秦重氏（花押）」朱漆銘 | 江戸時代・17世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 長霊癋見 | 1面 | 「児玉近江」焼印 | 江戸時代・17～18世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 茗荷悪尉 | 1面 | 「文蔵作/満昆（花押）」金字銘 | 室町～安土桃山時代・16世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 万媚 | 1面 | 「観世大夫/滋章（花押）」朱漆銘 | 江戸時代・17世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 深井 | 1面 | 江戸時代・18～19世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| 能面 俊寛 | 1面 | 安土桃山～江戸時代・16～17世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| おすすめ | 能面 老女 | 1面 | 室町時代・15～16世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 大悪尉 | 1面 | 「丹後州/愛若大夫廿三枚之内」刻銘（朱入り） | 安土桃山～江戸時代・16～17世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 癋見悪尉 | 1面 | 江戸時代・18世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| 能面 節木増 | 1面 | 「宝生大夫／良重（花押）」金字銘 | 江戸時代・18世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 怪士(木汁怪士) | 1面 | 江戸時代・18～19世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| おすすめ | 能面 怪士(霊怪士) | 1面 | 室町時代・16世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 二十余 | 1面 | 「次」刻銘 | 江戸時代・17世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 朝倉尉 | 1面 | 「宝生大夫／良重（花押）」金字銘 | 江戸時代・18世紀 | 文化庁蔵 | |||
| 能面 淡男 | 1面 | 江戸時代・18世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| 能面 真蛇 | 1面 | 江戸時代・18世紀 | 文化庁蔵 | ||||
| 能面 大癋見 | 1面 | 江戸時代・18～19世紀 | 文化庁蔵 |