近世城郭の瓦
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七五桐文軒丸瓦 京都市伏見区 伏見城跡出土 安土桃山時代・16世紀
平成館 考古展示室
2023年9月20日（水） ～ 2024年3月10日（日）中世において、瓦の文様には巴文と唐草文が使われましたが、安土桃山時代に転機が訪れバリエーションが多様化します。端緒となったのは織田信長が城郭に石垣とともに屋根瓦を用いるようになったことで、各地の城郭で大名家の家紋などさまざまな文様が用いられるようになります。豊臣秀吉は朝廷から与えられた桐文を多用し、家臣にも使用を許すなど効果的に使用しました。また文禄・慶長の役に加わった大名の城を中心に新たに大陸・半島由来の滴水瓦（てきすいがわら）が用いられるなど、新たな種類の瓦も登場しました。ここでは、近世城郭に用いられた多様な瓦を展示し、城郭とともに発展した織豊期から近世の瓦を紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 巴文軒丸赤瓦 | 1個 | 福島県会津若松市 会津若松城跡出土 | 江戸時代・17～19世紀 | J-25364-849 | ||
| 葵文軒丸瓦 | 1個 | 静岡市 駿府城跡出土 | 江戸時代・17～19世紀 | 徳川頼貞氏寄贈 J-24840 | |||
| 葵文軒丸瓦 | 1個 | 愛知県岡崎市 岡崎城跡出土 | 江戸時代・17～19世紀 | J-36211 | |||
| おすすめ | 桐文飾瓦 | 1個 | 岐阜市 岐阜城天守台跡出土 | 安土桃山時代・16世紀 | 岐阜県寄贈 J-24202 | ||
| 茗荷文軒丸瓦 | 2個 | 三重県鳥羽市 鳥羽城跡出土 | 江戸時代・17～19世紀 | J-24117 | 2個のうち1個 | ||
| おすすめ | 五三桐文軒丸瓦 | 1個 | 京都市伏見区 伏見城跡出土 | 安土桃山時代・16世紀 | J-24247-13 | ||
| 七五桐文軒丸瓦 | 1個 | 京都市伏見区 伏見城跡出土 | 安土桃山時代・16世紀 | J-24247-19 | |||
| 菊文軒丸瓦 | 1個 | 京都市伏見区 伏見城跡出土 | 安土桃山時代・16世紀 | J-36141 | |||
| 「慶長八年八月吉日」銘滴水瓦 | 1個 | 熊本市 熊本城出土 | 江戸時代・17世紀 | J-25364-956 |